マルタの生活費、1ヶ月いくら?2026年最新の家賃・食費・交通費ガイド
マルタの生活費でいちばん気になるのは、やはり家賃と食費のバランスだと思います。物価はヨーロッパの中では中間くらいですが、人気エリアの家賃だけは観光地価格になりやすく、住む場所選びを間違えると想定より月2万〜3万円ほど余計にかかることも珍しくありません。この記事では2026年9月時点の実際の相場をもとに、エリア別の家賃、食費、交通費、通信費、レジャー費を一つずつ積み上げて、節約型・普通型・余裕型の3パターンで月額を計算します。
数字はマルタの家賃比較サイトや物価データベースの2026年時点の公開情報をもとにしていますが、シェアハウスの相場は物件やタイミングによって上下します。あくまで予算を組むための目安として使ってください。
スリーマやセント・ジュリアンのシェアハウス個室なら家賃だけで月€550〜800(約10.2万〜14.8万円)、内陸のグジラやスウィーイなら€400〜600(約7.4万〜11.1万円)が目安です。家賃+食費+交通+通信+レジャーを合計すると、節約型で月€750前後(約14万円)、普通に暮らして月€1,080前後(約20万円)、外食や娯楽に余裕を持たせると月€1,500超(約28万円)という水準になります(2026年9月時点、1€=約185円で換算)。
エリア別の家賃相場(シェアハウス)
マルタの生活費の中で一番差が出るのが家賃です。同じシェアハウスの個室でも、海沿いの人気エリアと内陸のローカルエリアでは月€200近く変わることがあります。留学生・ワーカーに人気のエリアを中心に、2026年9月時点の目安をまとめました。
| エリア | 特徴 | シェアハウス個室(月) | 円換算目安 |
|---|---|---|---|
| スリーマ / セント・ジュリアン | 海沿い、飲食店・ジム多数、家賃は最高水準 | €550〜800 | 約10.2万〜14.8万円 |
| グジラ / イムシーダ / ピエタ | スリーマの隣接エリア、割安で徒歩圏内 | €420〜600 | 約7.8万〜11.1万円 |
| スウィーイ / サン・ġワン | 住宅街、大学・語学学校に近い | €400〜550 | 約7.4万〜10.2万円 |
| ハムルン / マルサ周辺 | 内陸の非観光エリア、地元価格 | €350〜450 | 約6.5万〜8.3万円 |
| スタジオ(ワンルーム)単身 | スリーマ周辺で一人暮らし | €700〜1,100 | 約13万〜20.4万円 |
契約時にはデポジット(敷金、家賃1〜2ヶ月分が一般的)が必要になることが多く、初期費用として家賃の2〜3ヶ月分をまとめて用意しておくと安心です。個人の大家とのやり取りでは「先に振り込んで」と急かされる詐欺まがいのケースも報告されているので、内見なしでの送金は避けるのが基本です。どのエリアが安全でどのエリアを避けたほうがいいかは、地域差が大きいところなので、住んでいる人に直接聞くのが一番早いです。
シェアハウス以外に、学生寮やホームステイという選択肢も含めて比較したい人は、マルタ留学の学生寮とホームステイの比較記事もあわせてご覧ください。

食費・日用品
自炊中心か外食中心かで食費は倍近く変わります。スーパーはLidl、Smart Supermarket、Pavi Supermarketなどが物価を抑えやすく、地元の青果市場(マルサシュロックの朝市など)も新鮮な野菜・魚が安く手に入ります。
| スタイル | 月額目安 | 円換算目安 |
|---|---|---|
| 自炊中心(Lidl・地元スーパー中心) | €200〜250 | 約3.7万〜4.6万円 |
| 自炊+外食半々 | €300〜380 | 約5.6万〜7.0万円 |
| 外食多め | €450〜 | 約8.3万円〜 |
外食の具体的な店や価格帯は、マルタのグルメ・おすすめレストラン記事で実名の店と価格帯を紹介しているので、そちらもあわせてチェックしてみてください。
交通費
マルタの公共バス(Tallinja)は2026年9月時点で1回券が冬期€2.00、夏期(6月14日〜10月18日)は€2.50で、乗車後2時間以内は乗り換え無料です。空港直行などのTallinja Direct(TD)路線は通常€3.00ですが、パーソナライズドTallinjaカードを持っていれば€1.50に割引されます。
| 種類 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 1回券(冬期) | €2.00 | 2時間乗り換え無料 |
| 1回券(夏期) | €2.50 | 6/14〜10/18 |
| TD路線(空港直行など) | €3.00(カード提示で€1.50) | Tallinja Directのみ |
| Explore Card(7日間) | €25 | 168時間乗り放題、TD路線は対象外 |
| パーソナライズドTallinjaカード登録 | €25(初回のみ) | 登録後は日中・夜間バスが無料 |
個人用(パーソナライズド)tallinjaカードは、マルタの居住者でなくても、学生寮やシェアハウスなどマルタ国内の住所があれば申請できます。登録後は一般の昼間・夜間路線が無料(0€)になり、有効期限もありません。空港直行のTD路線だけは対象外(カードでも€1.50)なので、空港往復以外の移動には一般路線を使いましょう。乗る前に公式tallinjaアプリをインストールしておくと、Googleマップより正確なリアルタイムのバス到着時刻を確認できます。詳しい申請方法はマルタのバスの乗り方ガイドにまとめています。
長期滞在ならパーソナライズドカードの登録料€25は数週間で元が取れます。乗り方やアプリの使い方、バスが遅れやすい時間帯の詳細もマルタのバスの乗り方ガイドにまとめました。
通信費(SIM)
マルタの3大キャリアはGO、Epic、Melitaです。2026年9月時点でGOのSmart Mプランは10GB/30日で€9.99、Epicのバリューパックは10GB/28日で€10.99(初回キャンペーンで€4.99になることも)、MelitaのPocket Pass Mは2GB/€10と、日本の格安SIMよりやや割高ですがヨーロッパ内では標準的な水準です。空港のブースより市内の直営店のほうが安いことが多いので、初日は現金だけ持って移動し、市内で契約するのがおすすめです。プラン比較の詳細はマルタのSIMおすすめ記事で解説しています。
レジャー・娯楽費
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| カフェのコーヒー | €2〜3.5 |
| ローカル食堂の1食 | €8〜15 |
| おしゃれレストランの1食 | €25〜40 |
| 映画 | €10前後 |
| ジム月会費 | €30〜50 |
パーチャビル周辺のバーやクラブでの飲み代も生活費に響きやすいポイントです。安全に楽しむコツはマルタで友達を作る方法の記事で触れています。
節約/普通/余裕の3パターン月額シミュレーション
ここまでの項目を積み上げて、シェアハウス個室に住む単身者を想定した3パターンで合計してみます。数字はあくまで目安なので、自分の生活スタイルに置き換えて調整してください。
| 項目 | 節約型 | 普通型 | 余裕型 |
|---|---|---|---|
| 家賃 | €450 | €600 | €800 |
| 食費 | €220 | €320 | €450 |
| 交通 | €25 | €25 | €25 |
| 通信 | €10 | €15 | €16 |
| レジャー | €50 | €120 | €250 |
| 合計(月) | 約€755 | 約€1,080 | 約€1,541 |
| 円換算目安 | 約14.0万円 | 約20.0万円 | 約28.5万円 |
※表の「交通」€25は、個人用tallinjaカードの初回登録料(一度払えば以降のバスは無料)を月割りにした目安です。カード登録後は日常のバス自体に追加費用はかかりません。
語学学校の学費や渡航費、初期のデポジットはこの表に含まれていないので、渡航前の総予算はマルタ留学の費用相場やマルタの物価まとめも参考にしながら別途上乗せして考えてください。

生活費を抑える具体的な節約術
- Lidlを使い倒す — マルタ国内に複数店舗があり、地元スーパーより野菜・乳製品・パンが安めです。週の食材はここでまとめ買いするだけで月€30〜50は変わります。
- マルサシュロックの朝市 — 日曜の魚市場は観光客向けの部分もありますが、平日の青果は地元価格で買えます。
- パーソナライズドTallinjaカードを早めに登録する — 初回€25はかかりますが、以降のバスは無料(0€)になるので、3ヶ月以上滞在するなら確実に元が取れます。
- ランチセットを狙う — レストランはディナーより平日ランチのセットメニューが2〜3割安いことが多いです。
- シェアハウスの内陸エリアを検討する — スリーマにこだわらなければ、グジラやスウィーイでも徒歩・バス圏内で生活は十分成立します。
家探しで頼れる人がいると心強いですが、期待値は正直に持っておいたほうがいいです。スウィーイに3年住んでいるエマ(@jecrs687)のような現地の友達も、どのエリアが安全かは教えてくれますが、家を探してきてくれるわけではありません。インスタでエリアの相談をしてみると、実体験ベースの返事がもらえることが多いです。
マルタ生活全般の情報はマルタ生活カテゴリからまとめてチェックできます。
よくある質問
マルタの生活費は東京と比べて高い?安い?
家賃はスリーマなど人気エリアだと東京の郊外並みかそれ以上ですが、外食や日用品は地域によって東京より安く感じることもあります。自炊中心なら東京の生活費とそう変わらない範囲に収まることが多いです。
一番安く暮らすにはどのエリアがいい?
ハムルンやマルサなど内陸・非観光エリアのシェアハウスが最も家賃を抑えやすいですが、通学・通勤の交通時間とのバランスを見て選ぶのがおすすめです。
生活費に含めておくべき見落としがちな出費は?
デポジット(敷金、家賃1〜2ヶ月分が一般的)、電気代(夏はエアコンで急増)、Tallinjaカード登録料€25などの初期費用は見落とされがちです。
写真(トップ): Enrique Íñiguez Rodríguez (Qoan) / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



