マルタ 虫の悩みは、実際に住み始めてから気づく人が多いテーマです。夜に耳元で聞こえる蚊の羽音、朝起きたら増えている虫刺されの跡、キッチンで見かけた黒い影。この記事では、マルタで部屋を借りて暮らす人向けに、蚊や虫刺されの基本、ゴキブリやアリを部屋に寄せつけない工夫、内見のときに見ておきたいポイント、スーパーで買える対策グッズの種類までをまとめました。蚊についてはEUの専門機関である欧州疾病予防管理センター(ECDC)の資料をもとにしています。体調の判断や治療についての医療アドバイスではないので、症状が気になるときは薬局や医療機関に相談してください。
ECDCの資料では、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)がマルタでも確認されている地域として挙げられ、マルタのような欧州最南部では幼虫の発育が一年中続くとされています。このカは主に日中、屋外で刺すとされているので、屋外では長袖や虫よけ、部屋では網戸やエアコンが基本の対策です。ゴキブリやアリは、生ゴミと水まわりの管理、すき間をふさぐことが予防の中心。部屋を借りる前の内見で、排水口や1階・半地下の湿気、ゴミ置き場の位置を確認しておくと安心です。
マルタ 虫事情の基本
マルタの夏は暑く、古い石造りの建物も多いため、部屋の位置や管理状態によって虫の出やすさはかなり変わります。「マルタの部屋はどこも虫だらけ」ということはありませんが、何も対策しないと気になる場面が出てくるのも事実です。
この記事で取り上げるのは、暮らしの中でよく話題になる次の3つです。
| 虫 | 主に気になる場面 | 基本の対策 |
|---|---|---|
| 蚊(ヒトスジシマカなど) | 屋外の日中、ベランダ、窓を開けた部屋 | 長袖・虫よけ、網戸、エアコン、水たまりをなくす |
| ゴキブリ | キッチン、排水口、ゴミ置き場の近く | 生ゴミをためない、排水口のふた、すき間をふさぐ |
| アリ | キッチンの食べこぼし、甘いもの | 食品を密閉、こまめな掃除 |
どの虫も「エサ・水・すみか」をなくすのが基本です。特別なことをするより、毎日の小さな習慣の方が効果を感じやすいでしょう。
蚊と虫刺されの対策
ECDCのヒトスジシマカ(英名:Asian tiger mosquito)の資料では、ヨーロッパで報告がある国の一つとしてマルタが挙げられています。さらに、幼虫からさなぎまでの発育は3〜8週間で、マルタのような欧州最南部の地域では一年中続くと書かれています。つまり、夏だけでなく季節を問わず気をつけておいた方がよいということです。
同じ資料によると、このカのメスは主に日中、屋外で積極的に刺しますが、屋内で刺す例も報告されています。また、タイヤや樽、雨水のたまる場所など、人工的な水たまりでも繁殖できるとされています。ECDCはこの種をチクングニアウイルスやデングウイルスなどを媒介しうる種として説明していますが、マルタでの感染リスクについてこの記事で判断することはできないので、最新の情報は公的機関で確認してください。

ECDCが挙げている個人でできる対策は、蚊帳を使う、網戸のある部屋やエアコンの効いた部屋で休む、肌の露出を減らす服を着る、虫よけを使用方法どおりに使う、といったものです。部屋では次のことを意識しましょう。
- 窓を開けるなら網戸があるか確認し、なければ就寝時は窓を閉めてエアコンや扇風機を使う
- ベランダの植木鉢の受け皿やバケツに水をためない
- 夕方以降に海沿いを散歩するときも、念のため虫よけを使う
ゴキブリ・アリを寄せつけない
ゴキブリやアリについては、マルタでどのくらい出るかを示す公的なデータは見つけられませんでした。そのため数字ではなく、日本でも通用する基本の予防策をまとめます。
- 生ゴミをためない:ふたつきのゴミ箱を使い、こまめに出す。ゴミ出しの曜日や分別のルールは、入居時に大家さんに確認しておきましょう。
- 排水口を管理する:使わない排水口にはふたをし、キッチンやシャワーの排水口は定期的に掃除する。
- 食べものを出しっぱなしにしない:パンや甘いもの、ペットフードは密閉容器へ。
- すき間をふさぐ:ドアの下や配管まわりのすき間が気になるときは、大家さんに相談してから対処する。
賃貸の部屋で虫が頻繁に出る場合は、自分だけで抱え込まず、早めに大家さんや管理会社に伝えることが大切です。契約前の確認ポイントやトラブルの避け方はマルタの部屋探し2026とマルタの家探し詐欺と予防チェックリストも参考にしてください。学校に通わず1ヶ月だけ暮らす場合の宿とエリアの選び方はマルタ 1ヶ月滞在|留学しない人の暮らし方と費用にまとめています。
内見でチェックしたいポイント
虫の悩みは、部屋選びの段階でかなり減らせます。内見のときは、部屋の雰囲気だけでなく次の点も見てみましょう。
- キッチンやシャワーの排水口から嫌なにおいがしないか、ふたがあるか
- 1階や半地下の部屋なら、壁や床にカビや湿気の跡がないか
- 窓に網戸があるか、すき間なく閉まるか
- 建物のゴミ置き場が部屋の窓のすぐ近くにないか
- キッチンの棚の奥や冷蔵庫の裏に、虫のふんや死骸がないか
- 大家さんが定期的に害虫対策をしているか(質問してみる)
とはいえ、初めての土地で一人で内見するのは不安ですよね。そんなときは、スウィーイ(Swieqi)に3年住んでいるエマにInstagramでDMしてみてください。エマはどのエリアが暮らしやすいかや、最初の1週間で困りがちなことについて気軽に答えています。部屋を探してくれるわけではありませんが、「内見で何を見ればいい?」といった相談はしやすいはずです。

入居後1週間でやっておきたいこと
- キッチンの棚と冷蔵庫まわりを一度しっかり掃除する
- 使っていない排水口にふたをする、またはラップなどでふさぐ
- 窓と網戸の状態を確認し、すき間があれば大家さんに伝える
- ゴミ箱をふたつきのものにし、ゴミ出しのルールを確認する
- ベランダや窓辺に水がたまる容器がないか確認する
最初の1週間でこのあたりを済ませておくと、その後の暮らしがぐっと快適になります。気になる虫を見つけたら、写真を撮って大家さんに見せると話が早く進みます。
スーパーや薬局で買える対策グッズ
マルタでも、虫対策のグッズはスーパーや薬局で手に入ります。ここでは特定の商品名ではなく、探すときの種類だけを挙げます。
- 肌に使う虫よけ:スプレーやローションタイプ。使い方と対象年齢はパッケージの説明を必ず確認しましょう。
- 電気式の蚊よけ:コンセントに差し込むタイプ。マルタのコンセント形状に合うかもチェック。
- ゴキブリ・アリ用のベイト剤(置き型):キッチンの隅や冷蔵庫の裏などに。
- かゆみ止め:薬局で症状を伝えて相談するのが確実です。
どのスーパーに何があるか、値段の目安はマルタのスーパー物価比較、暮らし全体のお金の目安はマルタの生活費ガイドをどうぞ。水まわりの話が気になる人はマルタの水道水事情もあわせて読んでおくと安心です。
刺されたときはどうする?
虫に刺されてかゆみや腫れが気になるときは、まず近くの薬局で症状を伝えて相談しましょう。腫れがひどい、熱が出る、いつもと違う症状があるといった場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。薬局や病院の使い方、保険のことはマルタの病院・薬局ガイドにまとめています。
この記事は医療アドバイスではなく、エマも医療や薬についてのアドバイスはしていません。体調のことは必ず薬剤師や医師に相談してください。
主な出典
最終確認: 2026-10-18
よくある質問
マルタ 虫刺されの対策は?
ECDCは、肌の露出を減らす服、使用方法どおりの虫よけ、網戸やエアコンのある部屋で休むことなどを個人の対策として挙げています。ベランダに水をためないことも大切です。
マルタに蚊は多い?
数を示す公的なデータは見つけられませんでしたが、ECDCの資料ではヒトスジシマカがマルタでも報告されており、欧州最南部のマルタでは幼虫の発育が一年中続くとされています。季節を問わず対策しておくと安心です。
虫除けはどこで買う?
スーパーや薬局で、肌に使う虫よけ、コンセント式の蚊よけ、置き型のベイト剤などが手に入ります。使い方はパッケージの説明を確認し、迷ったら薬局で相談しましょう。
ゴキブリは出る?
部屋の位置や管理状態によって大きく変わり、どの部屋にも出るわけではありません。生ゴミをためない、排水口にふたをする、食べものを密閉することが予防の基本です。
虫が少ない部屋の選び方は?
内見で排水口のにおいとふた、1階や半地下の湿気、網戸の有無、ゴミ置き場との距離を確認しましょう。大家さんが定期的に害虫対策をしているかを聞いておくのもおすすめです。
内見で何をチェックすべきかエマにDM
部屋を決める前に、「このエリアはどう?」「内見で何を見ればいい?」とエマに聞いてみてください。マルタに3年住んでいるエマが、暮らしやすいエリアや最初の1週間のことを気軽に教えてくれます(部屋探しの代行や医療の相談は対象外です)。
アイキャッチ写真: Frank Vincentz / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0



