マルタ 部屋探しは、留学や移住が決まってから本格的に動き出す人がほとんどで、「いつから探せばいいのか」「相場はどのくらいか」「契約はどう進むのか」が分からず不安になりがちです。結論からいうと、マルタの部屋探しは基本的に到着後に本契約を結ぶのが前提の市場で、渡航前にできるのは情報収集と最初の数日〜数週間分の仮の宿を押さえておくことだけです。この記事では、探し方の順序、エリアと部屋タイプごとの相場の考え方、契約・保証金・公共料金の注意点まで、部屋探しの流れを一通りまとめました。
到着の1〜2ヶ月前から情報収集を始め、本契約は基本的に現地に着いてから、実際に部屋を内見して決めるのが現実的な流れです。渡航直後の数日〜数週間は短期のアパートメントホテルやゲストハウスを仮住まいにして、その間に本命の部屋を探す人が多いです。個人間の民間賃貸契約はHousing Authorityへの登録制度があり、電気料金は住居用・非居住用で体系が異なるので、契約前に確認しておくと後からのトラブルを避けやすくなります。
渡航前にできること・できないこと
マルタの部屋探しは、写真と間取りだけで遠隔契約するのはリスクが高い市場です。多くの人は渡航前に相場感とエリアの候補だけ絞り込み、本契約は現地で内見してから結んでいます。渡航直後の数日〜数週間は、語学学校が案内する寮やホストファミリー、短期のアパートメントホテルを仮住まいにして、その間に本命の部屋をじっくり探すのが現実的な進め方です。エリアの雰囲気や現地での友達の作り方はマルタで友達を作る方法の記事も参考にしてみてください。
どこで探すか
部屋探しの経路は主に、不動産エージェンシーのサイト、SNSの賃貸情報グループ、語学学校が案内する提携アパート、知人・友人からの紹介の4つです。特定のエージェンシーやSNSグループが必ず安全とは言い切れないため、この記事では個別の名前は挙げません。どの経路を使う場合も、実際に部屋を見ずに送金しない、契約書の内容を必ず自分で確認する、という基本を徹底することが、次に紹介する家探し詐欺を避ける一番の対策です。詐欺の具体的な手口はマルタの家探し詐欺ガイドで詳しく解説しています。
語学学校経由の物件は、学校が事前に管理状態を確認している分だけ安心感があります。一方でエージェンシー経由は選択肢の幅が広いぶん玉石混交で、SNSの賃貸情報グループはスピード感がある反面、確認が甘くなりがちです。複数の経路を同時に使い、条件に合う物件が出たら早めに内見の予約を入れる、という動き方をする人が多いです。
相場の考え方
マルタの家賃はシェアルーム・個室・スタジオ・1ベッドルームという部屋タイプと、スリーマ・セントジュリアン・グジラ・イムシーダといったエリアによって大きく変わります。一般的にはスリーマやセントジュリアンのような海沿いの人気エリアは需要が高く、グジラやイムシーダのような内陸寄りのエリアは比較的探しやすいと言われますが、時期によって相場は変動するため、この記事では特定の金額を断定しません。Housing Authorityが公開している賃貸市場のインタラクティブツール(Rental Market Insights)で、時期に応じたおおよその相場感をつかんでから物件を絞り込むのがおすすめです。生活費全体の中で家賃がどのくらいの割合になるかはマルタの生活費ガイド、物価の感覚はマルタの物価ガイドでも確認できます。
| 部屋タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| シェアルーム | 寝室を他の人と共有、共用スペースは他の入居者と共有 | コストを最優先したい人、すぐに友達を作りたい人 |
| 個室(シェアハウス) | 寝室は個室、キッチン・リビングは共有 | プライバシーとコストのバランスを取りたい人 |
| スタジオ | ワンルームで水回りも独立 | 一人暮らしで生活リズムを完全に自分で決めたい人 |
| 1ベッドルーム以上 | 寝室が独立した完全な専有住居 | 長期滞在者、パートナーや家族と住む人 |
内見で確認すること
内見では、壁や天井のカビの跡、エアコンの有無と効き具合、給湯設備がガス式か電気式か、窓からの騒音(道路沿い・ナイトライフエリア沿いは特に)、インターネット回線の有無、洗濯機の有無を必ず確認してください。夏場は室温がかなり上がるため、寝室にエアコンがあるかどうかは特に重要です。写真だけで良さそうに見えても、実際に歩いてみるとエリアの雰囲気や最寄りバス停までの距離感が想像と違うことも多いので、可能な限り自分の足で確認することをおすすめします。排水口や湿気など、虫の出やすさに関わるチェックポイントはマルタ 虫刺され・ゴキブリ|部屋でできる対策にまとめています。
契約書と保証金、賃貸登録制度
マルタでは個人間の民間賃貸契約(Private Residential Lease)について、Housing Authorityへの登録制度(Rent Registration)が設けられています。契約期間や保証金の具体的な金額は物件ごと・大家ごとに幅があり、法律上の最低契約期間や上限額を安易に断定すると誤った情報になりかねないため、この記事では具体的な数字は挙げません。契約前には必ず、契約書の言語(英語の写しをもらえるか)、保証金の返還条件、途中解約の条件を書面で確認し、不明点は署名前に大家またはエージェントに質問してください。「必ず公式サイトで最新情報を確認してください」というのが、この分野での一番安全なアドバイスです。
公共料金の落とし穴
マルタの電気料金は、住居用(Residential)・家庭用(Domestic)・非居住用(Non-Residential)で料金体系が異なり、非居住用の区分で契約されている物件だと、同じ使用量でも家庭用より割高になることがあります。契約前に、その物件の電気メーターがどの区分で登録されているかを大家に確認しておくと安心です。水道料金についても、家庭用は使用量に応じた段階制の料金体系が組まれています。公共料金が家賃に含まれているのか、別途自分名義で契約する必要があるのかは、物件によって大きく異なるので、契約書に明記してもらうようにしましょう。

エージェント手数料は誰が払うか
不動産エージェンシーを通して契約する場合、手数料を借主・貸主のどちらが負担するかは、エージェンシーや物件によって取り決めが異なります。契約を進める前に、エージェント手数料の有無と金額、支払うタイミングを必ず確認し、口頭だけでなく書面やメールで残しておくと後のトラブルを防げます。

初月チェックリスト
| 項目 | やること |
|---|---|
| 契約書 | 期間・保証金返還条件・解約条件を書面で確認 |
| 公共料金 | 電気の登録区分(住居用/非居住用)と水道の契約者名義を確認 |
| 賃貸登録 | 大家が契約をHousing Authorityに登録しているか確認 |
| 室内設備 | エアコン・給湯・洗濯機・インターネットの動作確認 |
| 近隣 | 最寄りバス停までの距離、夜間の騒音を実際に歩いて確認 |
エマに聞ける、エリアの実感
「この通り、実際どんな雰囲気?」「この家賃は相場としてどうなの?」というのは、住んでみないと分からない感覚です。スウィーイに3年住んでいるエマ(Instagram @jecrs687)は、エリアの雰囲気や治安についての感想を教えてくれますが、物件を探したり保証人になったりすることはできない点は先に理解しておいてください。日々のマルタ生活をストーリーズで発信していて、DMには数分以内に返信することが多いそうです。
主な出典
- Housing Authority(マルタ住宅庁)公式サイト
- Rent Registration(民間賃貸契約登録)公式サイト
- Enemalta 電気料金・請求案内
- Water Services Corporation 水道料金案内
最終確認: 2026-09-20
よくある質問
マルタの部屋探しはいつから始めればいいですか?
到着の1〜2ヶ月前から情報収集とエリアの絞り込みを始め、本契約は現地で実際に内見してから結ぶのが現実的です。渡航直後は短期の仮住まいを確保しておくと、落ち着いて本命の部屋を探せます。
到着前に契約してしまっても大丈夫ですか?
写真だけで判断して遠隔契約するのはリスクが高く、おすすめしません。渡航前に候補を絞り、現地で内見してから契約するほうが、詐欺や実態との相違を避けやすくなります。
シェアハウスの家賃相場はいくらですか?
エリアや時期によって大きく変わるため、この記事では具体的な金額を断定していません。Housing Authorityが公開している賃貸市場のインタラクティブツールで、時期ごとのおおよその相場感を確認することをおすすめします。
保証金はどのくらい必要ですか?
物件・大家ごとに幅があり、法律上の上限を一律に断定できる情報がないため、この記事では具体額を挙げません。契約前に返還条件も含めて書面で必ず確認してください。
電気代が高いのはなぜですか?
マルタの電気料金は住居用・家庭用・非居住用で料金体系が異なり、非居住用の区分で登録されている物件だと同じ使用量でも割高になることがあります。契約前にメーターの登録区分を大家に確認しておくと安心です。
契約書にサインする前に、エリアの感覚だけでもエマに聞いてみる
「この通り、実際どう?」「このエリア安全?」——現地で3年暮らすエマなら、実際の感覚で答えてくれます。物件探しや保証人にはなれませんが、気軽なDMで大丈夫です。
写真(トップ): Magnus Bråth / Wikimedia Commons · CC BY 2.0



