マルタ ワーホリ完全ガイド ― 2026年開始の制度と対象外の人の代替ルート
マルタ ワーホリで検索して情報を探している人に、まず伝えておきたい事実がある。日本とマルタのワーキングホリデー協定は2025年7月16日に署名(口上書交換)が行われ、2026年1月1日に正式に発効した。これまで「マルタにはワーホリがない」と紹介する記事も多かったが、2026年9月時点ではすでに制度が動き出している。この記事では、公式情報をもとに条件と申請の流れ、そして年齢や受け入れ枠の都合で対象外になる人の現実的な代替ルートを整理する。
本記事は2026年9月時点の一般的な情報提供であり、法的助言ではない。ビザ・在留資格に関する最終判断は必ずIdentitàおよびVFS Global(東京)の公式案内で確認してほしい。
要点: マルタ・ワーキングホリデー協定は2026年1月1日に発効済み。対象は申請時18〜30歳の日本国籍者、滞在は最長1年間で、主目的は休暇であり就労は生活費補助の位置づけ。申請受付は2026年1月28日開始、窓口はVFS Global東京。ビザ申請自体は無料だが、受け入れ枠は年間およそ100名と限られていると報じられている。年齢等で対象外の場合は、長期の学生滞在許可や就労ビザなど別ルートで長期滞在を目指すことになる。制度は変わるため必ず公式サイトで確認すること。
マルタワーホリの基本条件
マルタの公式移民当局Identitàによると、対象となるのは日本国籍を持ち、申請時点で18歳から30歳(両端を含む)の人。滞在期間は入国日から最長1年間(365日)で、扶養家族がいないこと、過去にワーキングホリデービザを利用していないこと、犯罪歴がないことなどが条件に含まれる。滞在の主目的はあくまで「休暇・滞在体験」であり、就労は生活費を補う位置づけという整理は、外務省が案内する他国のワーキングホリデー制度と同様だ。渡航期間中有効な医療・傷害・本国送還費用をカバーする保険への加入も必須とされている。

受け入れ枠について
年間の発給数は「およそ100名」という限定的な枠だと複数の日本の留学エージェント(EF Japan、JAWHM東京支部ブログなど)が報じている。この数字はIdentità公式サイト上で直接確認できたものではないため、あくまで報道ベースの参考情報として扱ってほしい。英語圏のワーホリ先の中でも受け入れ枠が小さい部類に入るのは間違いなく、早めの情報収集と申請準備が重要になる。正確な枠の有無と現在の受付状況は、VFS Global(東京)のマルタ査証申請センターで確認するのが確実だ。
申請の流れ
申請はVFS Global(東京)での対面予約制で、受付は2026年1月28日に始まっている。入国希望日の少なくとも6週間前までに手続きを始めるのが推奨されている。ビザ申請料自体は無料だが、パスポート全ページのコピー、当面の滞在資金があることを示す証明、帰路の航空券または購入資金の証明などの書類が必要になる。資金証明の目安として2,500ユーロ前後を挙げる情報もあるが、正確な金額と必要書類は年によって調整されることがあるため、必ずIdentità公式サイトおよびVFS Globalの最新案内で確認してほしい。日本側からの照会先としては在マルタ日本国大使館の案内も参考になる。

対象外の人の現実的な代替ルート
30歳を超えている、あるいは受け入れ枠に達してしまったなどの理由でワーホリを使えない場合でも、マルタで長期滞在する方法はある。代表的なのが、90日を超える語学留学と学生滞在許可を組み合わせるルートだ。フルタイムの語学コースに申し込み、Identitàで学生滞在許可を取得すれば、年齢制限なく数ヶ月〜1年以上の滞在が可能になる。シェンゲン90日ルールとの関係はマルタ ビザ 90日 延長と学生滞在許可の記事、留学先の学校選びはマルタ留学 完全ガイドで詳しく解説している。もう一つは、現地就職を前提にSingle Permit(就労・居住許可)を取得するルートで、こちらはマルタ移住・就職ガイドの記事で需要業種や給与相場を詳しく解説している。ワーホリ自体にこだわらず、目的が「働きながら海外に長く滞在すること」であれば、これらのルートも十分に選択肢になる。

現地での暮らしのイメージ
制度の話とは別に、実際にマルタで暮らす感覚も気になるところだろう。ブラジル生まれでイタリア育ちのエマ(Emma)はセント・ジュリアンズの隣町シュウィーイに3年ほど住んでおり、英語がまったく話せない状態からマルタに来て、今では流暢に話せるようになった経験を持つ。ワーホリや長期滞在を具体的に考えている人は、渡航前にInstagram(@jecrs687)でDMを送り、生活の雰囲気や友達の作り方について聞いてみるのもいいだろう。ただし、ビザや在留資格に関する個別の相談には対応していない。渡航後の1ヶ月の生活費の目安はマルタの生活費まとめを参考にしてほしい。
出典・注意点
本記事は2026年9月時点で確認できた次の情報をもとにしている。Identità(マルタ移民・身分証当局)、VFS Global マルタ査証申請センター(東京)、外務省「ワーキング・ホリデー制度」、在マルタ日本国大使館。年間枠「およそ100名」は留学エージェント各社の報道ベースの情報であり、公式サイトで確認できた数値ではない。制度・要件・手数料は変わるため、申請前には必ず公式情報で最新の内容を確認してほしい。
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よくある質問
マルタのワーホリはいつから始まった?
日本とマルタのワーキングホリデー協定は2025年7月16日に署名され、2026年1月1日に発効した。申請受付は2026年1月28日開始。対象年齢は申請時18〜30歳、滞在期間は最長1年間。
30歳を超えていたら何も方法がない?
ワーホリ自体は年齢要件を満たせないが、長期の学生滞在許可(90日超の語学留学)や就労ビザ(Single Permit)など、別の在留資格で長期滞在する道はある。
申請費用はかかる?
ビザ申請自体は無料だが、渡航費・保険料・当面の生活資金の証明が必要になる。詳細な必要書類はIdentità公式サイトおよびVFS Global(東京)で必ず確認すること。
写真(トップ): Frank Vincentz / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0



