比較・長期滞在

ヨーロッパ 語学留学 安い国は?マルタ・アイルランド・英国

· マルタJP編集部

ヨーロッパ 語学留学 安い国を探すと、候補はほぼマルタ、アイルランド、イギリスの3つに絞られます。英語が公用語で、語学学校がたくさんあるヨーロッパの国はこの3か国が中心だからです。ただ「マルタは安い」とよく言われる一方で、何と比べて、どのくらい安いのかを数字で示した情報は意外と少ないもの。この記事では、EU統計局Eurostatの物価水準データと、3か国すべてに学校を持つ同じ学校グループの公式料金(2026年10月18日確認)を使い、物価・学費・ビザ・働けるかどうかを並べて比べました。6か国を広く比べたい人やフィリピンとの比較は別記事に任せ、ここではヨーロッパの3か国だけを深掘りします。

クイックアンサー

今回のデータでは、3か国の中で物価も学費もいちばん低いのはマルタです。Eurostatの物価水準(家計最終消費支出、EU平均=100、2025年)はマルタ91.9、イギリス123.3、アイルランド136.2。同じAtlas Language Schoolの週20レッスン・授業料のみ(1〜8週)は、マルタ€205(約3万6,500円)、リバプール£220(割引価格・約4万6,400円)、ダブリン€300(割引価格・約5万3,300円)でした。ただしマルタは夏に週€90の追加料金があり、働きたいならアイルランド(学期中週20時間)、半年以内なら手続きが軽いイギリス、という違いもあります。

ヨーロッパ 語学留学 安い国は?3か国の結論

結論を先にまとめると、「安さ」だけを基準にするなら、今回比べた数字ではマルタが3か国の中でいちばん有利です。物価水準が3か国で唯一EU平均を下回り、同じ学校グループの授業料も最も低いからです。ただし、安さ以外の条件、たとえば長く滞在したい、現地で働きたい、気候や都市の規模といった点では、アイルランドやイギリスのほうが合う人もいます。下の表で全体像をつかんでから、気になる項目を読み進めてください。

比較項目 マルタ アイルランド イギリス
物価水準(EU平均=100、2025年) 91.9 136.2 123.3
Atlasの授業料(週20レッスン・1〜8週) €205(マルタ校) €300(ダブリン校・割引価格) £220(リバプール校・割引価格)
長く滞在する場合の手続き Dビザが必要 90日超は到着後に登録 6ヶ月までは訪問者として就学可
留学中の就労 90日超のコースで最初の3ヶ月後から週20時間まで Stamp 2で学期中週20時間・休暇中週40時間まで 訪問者は就労不可

より広く6か国から選びたい人は語学留学の国おすすめ6か国比較の記事、アジアも候補ならマルタとフィリピン留学の比較記事もあわせてどうぞ。

ダブリンのリフィー川とハーペニー橋
写真: P. Hughes / Wikimedia Commons · CC BY 4.0

物価水準をEurostatで比べる

Eurostatの物価水準指数は、家計が買うモノやサービスの価格がEU平均(=100)と比べてどのくらい高いかを示すデータです。ここでは「家計最終消費支出(Household final consumption expenditure)」の指数を使いました(2026年7月更新、COICOP 2018ベース)。イギリスはEUを離脱していますが、このデータセットには比較対象として含まれています。

国 2024年 2025年 読み方
マルタ 90.6 91.9 EU平均より約8%安い
イギリス 125.1 123.3 EU平均より約2割高い
アイルランド 136.8 136.2 EU平均より3割以上高い

この指数は国全体の平均なので、ダブリンやロンドンのような大都市の家賃の高さまでは表しきれません。マルタでも住むエリアや部屋の種類によって家賃は大きく変わるので、「指数が低い=どこでも安い」わけではない点に注意してください。マルタの費用の内訳はマルタ留学の費用と期間別の費用表の記事で詳しく解説しています。

学費を同じ学校グループで比べる

学校ごとに授業の長さや含まれるものが違うので、国の比較では「同じ学校グループの同じコース」で比べるのがいちばん公平です。Atlas Language Schoolの料金ページには、マルタ(ペンブローク)、ダブリン、リバプールの3校の一般英語コース(週20レッスン)の料金が並んでいます。2026年10月18日時点の授業料のみの週額は次のとおりです(円換算は1ユーロ=177.82円、1ユーロ=0.84385ポンド、ECB参照レート2026年10月16日)。

期間 マルタ校 ダブリン校(割引前→割引後) リバプール校(割引前→割引後)
1〜8週 €205(約3万6,500円) €335→€300(約5万3,300円) £245→£220(約4万6,400円)
9〜16週 €175(約3万1,100円) €305→€275(約4万8,900円) £235→£205(約4万3,200円)
17週以上 €160(約2万8,500円) €275→€250(約4万4,500円) £210→£190(約4万円)

読み方の注意点もあります。ダブリンとリバプールの割引価格は「2026年12月31日までに予約し、2027年中に開始」が条件の10%割引で、マルタは割引の対象外です(マルタは宿泊込みのパッケージ料金を別に案内)。またマルタは6月13日〜9月6日に週€90(約1万6,000円)の夏期追加料金がかかり、ダブリンは登録料と教材費が別料金と明記されています。それでも、割引前同士・割引後同士のどちらで比べても、この学校グループではマルタ校の授業料がいちばん低くなっています。マルタとの1対1の比較はマルタとアイルランド留学の比較記事とマルタとイギリス留学の比較記事で掘り下げています。

リバプールのロイヤル・アルバート・ドックの倉庫群
写真: Rodhullandemu / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0

ビザと滞在できる期間

国 短期の語学留学 長期の語学留学
マルタ 90日以内ならビザ不要 90暦日を超えるコースはDビザが必要(ビザ免除国籍も対象)
アイルランド 国籍によっては事前のビザが必要 90日を超えて滞在する場合は到着後に登録が必要
イギリス 訪問者として最長6ヶ月、認定校での就学可(英語コースを含む)。ビザ不要の国籍はETA(£20、約4,200円)が必要な場合あり 6ヶ月を超える英語コースは最長11ヶ月の短期就学ビザ

イギリスは英国政府の訪問者向けページのとおり、6ヶ月以内の語学留学なら訪問者として就学できるのが手軽な点です。マルタの長期留学で必要な書類はマルタ 学生ビザ 必要書類と残高証明の記事に、シェンゲン協定の90日ルールについてはマルタのビザ90日と延長の記事で確認してください。いずれも2026年10月18日時点の公式情報で、法的助言ではありません。制度は変わるため、出願前に必ず各国の公式サイトで確認してください。

留学中に働けるか

「働きながら費用を補いたい」が最優先なら、条件だけ見るとアイルランドが最も柔軟です。マルタは最初の3ヶ月は働けない点を予算に組み込みましょう。マルタでのアルバイトの詳細はマルタ留学中のアルバイトの記事にまとめています。

暮らしと旅行の拠点としての違い

数字に出にくい違いとして、マルタは小さな島国なので、学校、海、旧市街がすべて近く、バスで移動できる範囲で生活が完結します。一方で夏はとても暑く、交通渋滞やバスの遅れは日常的です。ダブリンやリバプールは都市の規模が大きく、仕事や文化イベントの選択肢が多い反面、雨や寒さが気になる人もいるでしょう。ヨーロッパの他の国へ足を延ばしたい人には、マルタからの組み立て方をヨーロッパ周遊にマルタを組み込む方法の記事で紹介しています。

どの国が向いているか

こんな人 向いている国 理由
とにかく総額を抑えたい マルタ 物価水準と授業料がいちばん低い(夏の追加料金に注意)
働きながら長く滞在したい アイルランド Stamp 2の就労時間の上限が3か国で最も大きい
6ヶ月以内で手続きを軽くしたい イギリス 訪問者として最長6ヶ月の就学が可能
暖かい気候と海のそばで学びたい マルタ 地中海の島で、街と海が近い

3か国で迷ったときは、まず「予算」「期間」「働くかどうか」の3つを決めると、自然に答えが絞れます。マルタを選んだ場合の暮らしのリアル、たとえば住むエリアや最初の1週間の過ごし方が気になったら、スウィーイ(Swieqi)に3年住んでいるエマにInstagramでDMしてみてください。エマはビザや留学手続き、お金の判断についての相談には乗りませんが、現地の友達として日常のことなら気軽に答えてくれます。

主な出典

最終確認: 2026-10-18

よくある質問

ヨーロッパで安い語学留学先はどこですか?

英語圏のマルタ・アイルランド・イギリスで比べると、Eurostatの物価水準(家計最終消費支出、2025年)はマルタが91.9で最も低く、同じ学校グループの授業料もマルタ校が最も低い結果でした。ただしマルタは夏に追加料金がかかる学校があります。

マルタ・アイルランド・イギリスの違いは何ですか?

マルタは物価と学費が低く暖かい島国、アイルランドは物価が高い一方で留学中の就労条件が最も柔軟、イギリスは6ヶ月以内なら訪問者として就学でき手続きが軽い、という違いがあります。

ビザは必要ですか?

マルタは90日を超えるコースでDビザが必要です。アイルランドは国籍によって事前のビザが必要で、90日を超える滞在は到着後に登録します。イギリスは6ヶ月以内なら訪問者として就学でき、それを超える英語コースは最長11ヶ月の短期就学ビザです。

留学中に働けますか?

マルタは90日を超えるコースで最初の3ヶ月の後から週20時間まで、アイルランドはStamp 2で学期中週20時間・休暇中週40時間まで働けます。イギリスの訪問者は就労できません。

円安でもマルタ留学は安いですか?

3か国とも費用はユーロかポンド建てなので、為替の影響はどの国でも受けます。2026年10月16日のECBレートで換算しても、Atlasの授業料はマルタ校が週約3万6,500円と3校で最も低い水準でした。

3か国で迷ったら、マルタ側の生活の質問はエマに

数字で比べたあとに残るのは「実際に住むとどうなの?」という疑問です。マルタに3年住み、ゼロから英語を身につけたエマに、住むエリアや毎日の過ごし方をInstagramで聞いてみてください。出発前のDMにもたいてい数分で返事がきます。

Instagramでエマ(@jecrs687)にDMする

アイキャッチ写真: ianpudsey / Wikimedia Commons · CC BY 3.0

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エマ(Emma)はブラジル生まれ・イタリア育ちの20代。スウィーイ(Swieqi)に住んで3年目、IT関係の仕事をしています。英語ゼロから始めて今は流暢、日本語も少しずつ勉強中。語学学校選び、安全なエリア、最初の1週間のコツ、カフェでお茶やグループでのお出かけ — インスタのDMで気軽に聞いてください。返信はだいたい数分以内。(ビザ相談・空港送迎・住まいの保証はしていません。)

ストーリーでマルタの日常を毎日発信中

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