「マルタ ワーホリ 費用」で調べても、ビザ代、保証金、生活費の話が混ざっていて、結局いくら用意すればいいのか分からない人が多いと思います。この記事では、マルタのワーキングホリデーの費用を「公式が決めている部分」と「自分で決まる部分」に分けて整理します。公式ページから確認できた金額と、確認できなかった金額を区別して書くので、金額が載っていない項目は「公式に確認できなかった」とそのまま書きます。2026年10月4日時点の情報で、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
ビザ自体は無料で、別途かかるのは外部委託先VFSのサービス手数料です(金額は今回確認できず)。資金額について公式は「reasonable funds(妥当な資金)」とするだけで、金額は定めていません。到着後の毎月の固定費は、Numbeo(ユーザー報告、2026年10月)の目安で、郊外の1ベッドルーム家賃・光熱費・携帯・ネットの合計が約1,012ユーロ(約17万9,100円)です。食費は含みません。
結論:公式で決まる費用と、自分で決まる費用
| 項目 | 確認できた事実 | 金額 |
|---|---|---|
| ビザ申請料 | ビザ自体は無料(Identità) | 0ユーロ |
| VFSのサービス手数料 | 別途必要とされるが、VFSのサイトに接続できず確認できなかった | この記事では掲載しない |
| 資金証明 | 「reasonable funds」とだけ記載、金額の規定なし | 公式に金額なし |
| 医療保険 | 補償限度額10万ユーロ以上が必要書類リストに記載 | 保険料は選ぶ商品で変わる |
| 航空券・無犯罪証明・翻訳 | 必要書類に含まれる。金額は今回確認できなかった | この記事では掲載しない |
| 到着後の毎月の固定費 | Numbeo(ユーザー報告)で確認 | 下の表を参照 |
「1年でいくら」と一つの数字で言い切る記事も多いのですが、渡航前の費用の多くは公式が金額を示していないため、この記事では確認できた数字だけを積み上げます。為替は1ユーロ=176.99円(ECB参考レート、2026年10月2日)で、100円単位に丸めています。ワーホリにするか留学にするか、国選びの段階から迷っているならマルタとフィリピン留学の比較も参考になります。
ビザ・申請関連の費用
Identitàの「Working Holiday Visa – Japan」ページには、ビザは「マルタ当局が無料で発給する」一方、外部委託先(VFS)が課すサービス手数料は申請者が支払う必要がある、と書かれています。手数料の金額は、Identitàの手数料ページでは「Fee Ordinance L.N.287 of 2020に従う」とあるだけで、ワーホリの金額は確認できませんでした。VFSの公式サイトも今回は接続できなかったため、金額は書きません。予約と手数料の確認は、Identitàの案内にあるVFSの予約ページから行ってください。
申請は入国予定日の6週間前までに行う必要があります。航空券の購入は、申請書類の「帰りの航空券または購入資金」の要件と関わるため、スケジュールの組み方を先に決めておくと安心です。必要書類と申請の7ステップはマルタ ワーホリ 申請方法と必要書類の記事で順番に整理しています。

資金証明はいくら必要?:公式は金額を定めていない
Identitàの公式ページの条件は「滞在初期の生活費として、妥当な資金(reasonable funds)を持っていること」です。必要書類のリストにも「初期滞在をまかなえる資金を示す銀行の取引明細」とあるだけで、金額は示されていません。ネット上で見かける残高証明の具体的な金額は、公式が定めた数字ではありません。
実務上どれくらい見せればよいかは、Identitàまたは窓口(VFS)に確認するのが確実です。この記事では、金額の目安を断定しません。
渡航前に必要な準備
公式の必要書類リスト(2026年1月版)から、お金が動く項目を整理します。
- 医療・旅行保険:補償限度額10万ユーロ以上、シェンゲン域内で有効、滞在期間全体をカバーすること。
- 無犯罪証明:居住地の警察から取得した証明が必要です。発行手数料は、発行元で確認してください。
- 航空券:帰りの便の詳細、または購入できる資金。乗り継ぎはシェンゲン域外が望ましいとされています。
- 翻訳:書類は英語で提出し、翻訳が必要な場合は公式の認定翻訳者リストから依頼します。
- パスポート写真:ICAO基準のもの1枚。
上の項目の金額は、公式ページに記載がないため、この記事では載せていません。マルタの制度の全体像はマルタ ワーホリの完全ガイドで確認できます。
到着後の毎月の固定費(Numbeoのユーザー報告)
公式の統計ではなく、Numbeoのユーザー報告(2026年10月更新、最終更新2026年10月3日)です。人によって大きく変わります。
| 項目 | ユーロ(報告の幅) | 円の目安 |
|---|---|---|
| 1ベッドルーム・郊外(月額) | 864.06(700〜1,100) | 約15万2,900円 |
| 1ベッドルーム・市内中心部(月額) | 1,057.68(800〜1,564) | 約18万7,200円 |
| 光熱費(85平方メートル) | 93.69(60〜150) | 約1万6,600円 |
| 携帯プラン(10GB以上) | 23.74(13〜35) | 約4,200円 |
| ネット(60Mbps以上) | 30.65(25〜42) | 約5,400円 |
| 安い飲食店での食事1回 | 15.00(10〜26) | 約2,700円 |
郊外の1ベッドルーム、光熱費、携帯、ネットを足すと約1,012ユーロ(約17万9,100円)です。これはルームシェアではなくひとり暮らしの場合の目安で、食費・交通費・保険は含みません。ルームシェアの相場はこの表では分からないため、部屋探しの流れと注意点はマルタの部屋探しの記事、物価全体はマルタの生活費の記事を参考にしてください。

現地で稼げる?:最低賃金から考える
Eurostatの最低賃金統計(2026年7月抽出)によると、マルタの法定最低賃金は2026年7月1日時点で月994ユーロ(約17万5,900円、フルタイムの税引前)です。上の固定費の合計(約1,012ユーロ)は、ひとり暮らしの場合、この最低賃金の税引前の額を上回ります。ひとり暮らしを前提に最低賃金の仕事だけで暮らすのは厳しいため、収入の見通しと部屋のシェアの有無は、渡航前に決めておく価値があります。
ワーホリの条件は「主に休暇を過ごす目的であること」で、就労できる範囲の詳細は公式ページで確認してください。仕事の現実はマルタ就職の現実の記事、手取りの目安はマルタの最低賃金の記事、平均年収の記事にまとめています。
節約と注意:先に決めておくこと
- 最初の1か月は短期の宿を押さえ、現地で内見してから長期の部屋を決める方法もあります。
- 家賃は中心部と郊外で、報告値で約18万7,200円と約15万2,900円と差があります。通勤・通学の手段まで含めて比べてください。
- 保険は補償限度額(10万ユーロ以上)と、シェンゲン域内での有効性を契約前に確認してください。
- VFSの手数料、無犯罪証明の手数料は、申請前に発行元で必ず確認してください。
お金の計画は書類で決まる部分が多い一方、「最初の1週間をどう過ごすか」「どのエリアが自分に合うか」は人に聞いたほうが早いこともあります。着く前に聞きたいことがあれば、マルタ在住3年のエマ(Instagram @jecrs687)にDMで聞くこともできます。エマはビザやお金の手続きの相談は受けていないので、そこは公式窓口で確認してください。
主な出典
- Identità「Working Holiday Visa – Japan」
- Identità「List of Requirements – Working Holiday Visa」(PDF、2026年1月版)
- Identità「Applicable Fees」
- Eurostat「Minimum wage statistics」(Statistics Explained、2026年7月データ)
- Numbeo「Cost of Living in Malta」(ユーザー報告)
- 欧州中央銀行(ECB)ユーロ対円参考レート
最終確認: 2026-10-04
よくある質問
マルタ ワーホリの費用はいくらかかりますか?
合計を一つの数字で示せる公式情報はありません。ビザ自体は無料でVFSの手数料は別、資金額の規定はなく、到着後の月の固定費はNumbeoの報告で、郊外の1ベッドルームの家賃・光熱費・携帯・ネットの合計が約1,012ユーロ(約17万9,100円)です。
初期費用はいくらですか?
公式ページで金額が確認できたのは、ビザが無料という点だけです。航空券、保険、無犯罪証明、翻訳、VFSの手数料は金額を確認できなかったため、申請前にそれぞれ確認してください。
ビザの申請費用はいくらですか?
Identitàの公式ページでは、ビザ自体は無料とされています。ただし外部委託先VFSのサービス手数料は別途必要です。金額はVFSの案内で確認してください。
残高証明はいくら必要ですか?
公式は「reasonable funds(妥当な資金)」とするだけで、金額を定めていません。ネット上の金額は公式の数字ではないので、Identitàまたは窓口で確認してください。
1年でいくらかかりますか?
渡航前の費用の多くが公式に金額未掲載のため、1年の総額は断定できません。月の固定費は郊外の1ベッドルームを借りる場合で約1,012ユーロ(食費・交通費・保険を除く)が目安です。
現地で稼げますか?
マルタの法定最低賃金は2026年7月1日時点で月994ユーロ(税引前、Eurostat)です。ワーホリの条件は主に休暇を過ごす目的で、就労できる範囲の詳細は公式ページで確認してください。
ワーホリで来るなら、着く前にエマに聞いてみませんか
エマはマルタのスウィーイ(Swieqi)に3年住み、IT関連の仕事をしています。ビザやお金の手続きのアドバイスはできませんが、到着1週間の過ごし方、治安のよいエリア、場所選びの考え方など、渡航前に知っておきたい暮らしの話ならDMで気軽にどうぞ。通常は数分以内に返信があります。
アイキャッチ写真: Klaus Bärwinkel / Wikimedia Commons · CC BY 4.0



