マルタ 住む メリット デメリット|正直な体験ベース比較【2026年】
マルタ 住む メリット デメリットを検索している人は、留学や移住を検討しながらも「実際どうなのか」というリアルな情報を探しているはずだ。地中海の小さな島国マルタは、温暖な気候とEU加盟国という立地から人気が高まっている一方、島国ならではの不便さもある。この記事では、良い面だけでなく気になる点も含めて、データと現地の実情をもとに整理する。
マルタに住むメリット
まず良い面から見ていこう。マルタは地中海性気候で、夏は乾燥して過ごしやすく、冬でも氷点下になることはほとんどない。EU加盟国のためシェンゲン圏内の移動がしやすく、週末に近隣国へ旅行するハードルも低い。英語が公用語の一つのため、日常生活で言語の壁を感じにくいのも大きな利点だ。
さらに島全体がコンパクトなことも、初めての海外長期滞在者には効いてくる。マルタ本島は端から端まで車で1時間程度の広さで、バスと徒歩だけでも主要エリアはひと通り回れる。引っ越し先の下見や役所回りといった生活の立ち上げ作業が、大都市に比べて圧倒的に短時間で済むということだ。多国籍な職場が多く、英語が社内共通語になっている企業が多いことも、非ネイティブにとっては働きやすさにつながる。

マルタに住むデメリット
一方で気になる点もある。日本からマルタへの直行便はなく、乗り継ぎが必須になるため移動時間が長くなりがちだ。夏の観光シーズンはバレッタやスリーマなどの中心部が観光客で混雑し、レストランやビーチの待ち時間が長くなることもある。
生活面で最も誤解されやすいのが物価だ。Numbeoの都市間比較(バレッタは2026年6月、東京は2026年9月時点のデータ)では、家賃込みの生活費はバレッタの方が東京より約25%高い。「ヨーロッパの小さな島だから安いはず」というイメージと実際の数字にはギャップがある。詳細はマルタ 物価 東京比較記事で解説している。
加えて、島国ゆえに輸入品の価格が高めであること、夏場の交通渋滞が慢性的であること、そして中心部は夜間の騒音が気になる物件もあることは、住む前に知っておきたい現実だ。
家賃と生活費の実際
マルタ生活の満足度を左右するのは、結局のところ家賃をどこまで抑えられるかだ。同じNumbeoの比較データを項目別に見ると、東京と比べたバレッタの水準は次のようになる。
| 項目 | 東京と比べたバレッタの水準 |
|---|---|
| 家賃 | 約41%高い |
| 家賃込みの生活費 | 約25%高い |
| 家賃を除く生活費 | 約19%高い |
| 食料品 | ほぼ同水準(約1.5%安い) |
| 外食 | 2倍以上高い(約112%高い) |
出典: Numbeo(バレッタ2026年6月/東京2026年9月時点)。為替や物件によって体感は変わるため目安として扱ってほしい。
この数字から読み取れる実務的な結論は明快だ。食料品はほぼ日本並みなので自炊中心なら食費は想像より抑えられるが、外食が習慣になると一気に予算が崩れる。そして家賃は明確に高い。セントジュリアンズやスリーマといった人気エリアにこだわらず、バスで15〜20分離れた内陸のエリアまで候補を広げるかどうかで、月々の固定費は大きく変わってくる。
交通と日々の移動
マルタに鉄道はなく、日常の移動は路線バスが基本になる。バスはマルタ公共交通(Tallinja)が運行しており、公式サイトの運賃ページ(2026年9月確認)によると、昼間路線の1回券は夏季が2.50ユーロ、冬季が2.00ユーロで、いずれも2時間以内なら乗り継ぎが無料になる。夜行路線は3.00ユーロ。短期滞在なら7日間乗り放題のExplore Flexが27.00ユーロで、観光と生活の下見を兼ねる時期には使い勝手がいい。空港発着の直行系統(Tallinja Direct)はTD1〜TD5の5路線あり、セントジュリアンズ/パーチャビル方面はTD2、スリーマ方面はTD3、バレッタ方面はTD4、ラバト・ブジッバ・メリーハ・チルケワ方面はTD1、ラバト・ブジッバ方面はTD5。運賃は現金3.00ユーロ〜(TD1は3.50ユーロ〜)、tallinjaカードなら1.50ユーロ(Explore Flexなら追加料金なし)。このほかTD10(バレッタ〜マルサシュロック、日曜のみ)とTD13(バレッタ〜ブジッバ)が走っている。直行系統は増減や経路変更があるため、最新の運行状況はTallinja Directの公式ページで確認してほしい。空港からマテル・デイ病院やマルタ大学方面へは117・135・218番、ブジッバ方面へは214番といった通常路線も使える。
ちなみに個人用(パーソナライズド)tallinjaカードを作れば、こうした一般路線バスは無料(0€)になる。マルタの居住者でなくても、マルタ国内の住所さえあれば申請可能で、空港直行のTD路線以外は基本的にこのカード1枚で移動できる。TD路線は空港往復専用と考えてよく、日常の移動には使わない人がほとんどだ。乗る前に公式tallinjaアプリをインストールしておくと、Googleマップよりずっと正確なリアルタイムの到着時刻を確認できる。カードの申請方法はマルタのバスの乗り方ガイドで解説している。
ただし正直に言えば、バスは時間どおりに来ないことが多く、夏の観光シーズンは満員で乗車を断られることもある。長く住むなら、通勤時間帯に自宅から職場までのバスが実際に何分かかるかを、内見の段階で一度自分で乗って確かめておくことを強くすすめる。運賃は改定されることがあるため、最新の金額は必ず公式サイトで確認してほしい。
項目別まとめ表
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 気候 | 温暖で晴天が多い | 夏は非常に暑く乾燥する |
| アクセス | EU圏内の移動が容易 | 日本からの直行便がない |
| 言語 | 英語が公用語 | マルタ語の看板・表記もある |
| 規模感 | コンパクトで把握しやすい | 夏は観光地が混雑する |
| 物価 | 食料品は日本とほぼ同水準 | 家賃と外食は東京より明確に高い |
| 交通 | 個人用カードで一般路線バスが無料 | 鉄道がなく遅延・渋滞が多い |
マルタ生活が向いている人
データを踏まえると、温暖な気候とEU圏内での移動のしやすさを重視する人、コンパクトな環境で新しい生活を始めたい人にはマルタが向いている。自炊を苦にせず、住むエリアを柔軟に選べる人ほど生活費のコントロールがしやすい。逆に、静かな環境や四季の変化を大切にしたい人、直行便でのアクセスを重視する人、外食中心の生活を変えたくない人には他の国の方が合うかもしれない。
他の留学先との違いを数字で比較したい人はマルタ vs フィリピン留学比較記事も参考になる。マルタ在住3年、スウィーイ在住でテック業界で働くエマ(Instagram @jecrs687)は、日々の街や暮らしの様子をストーリーズで発信している。彼をフォローしておくと、渡航前に生活の空気感をつかみやすい。
マルタでの働き方や滞在制度について詳しく知りたい人は、マルタ ノマドビザ記事や学生滞在許可の記事もあわせて確認してほしい。在留制度は変わるため、最終的な条件はIdentità(マルタ身分証明局)の公式情報で必ず確認すること。本記事は法的助言ではない。
よくある質問
マルタに住む一番のメリットは何ですか?
温暖な地中海性気候、EU加盟国としての移動のしやすさ、英語が公用語であること、コンパクトな島で生活が把握しやすいことが挙げられる。
マルタに住む一番のデメリットは何ですか?
島国特有の交通渋滞や夏の観光繁忙期の混雑、家賃が想像より高いこと、日本からの直行便がなくアクセスに時間がかかることが挙げられる。
マルタの物価は東京より高いですか?
Numbeoの都市間比較(バレッタ2026年6月/東京2026年9月時点)では、家賃込みの生活費はバレッタの方が東京より約25%高い。家賃は約41%、外食は約112%高い一方、食料品はほぼ同水準(約1.5%安い)となっている。
マルタのバス運賃はいくらですか?
マルタ公共交通の公式サイト(2026年9月確認)によると、昼間路線の1回券は夏季2.50ユーロ、冬季2.00ユーロで、2時間以内の乗り継ぎは無料。夜行路線と空港直行のTallinja Direct(TD1〜TD5、TD1のみ3.50ユーロ)は3.00ユーロ(tallinjaカードは1.50ユーロ)。ただし個人用(パーソナライズド)tallinjaカードを作れば、居住者でなくても一般路線バスは無料(0€)になる。運賃は改定されることがあるため公式サイトで確認してほしい。
マルタでの仕事探しは難しいですか?
iGamingやIT分野を中心に外国人採用も多いが、業種や職種によって難易度は変わる。マルタでの就職事情は当サイトの移住・就職ガイドで詳しく解説している。
マルタに住むなら留学とノマドビザ、どちらが現実的ですか?
短期〜中期で英語力を伸ばしたいなら留学、安定した海外収入がありリモートで働き続けたいならノマドビザが向いている。それぞれ条件が異なるため、目的に合わせて選ぶとよい。
まとめ:良い面も課題も知ったうえで判断しよう
マルタ 住む メリット デメリットは、気候やEU圏内での移動のしやすさといった魅力と、直行便がない・家賃が想像より高いといった現実的な課題の両方を理解したうえで検討することが大切だ。留学として滞在するか、ノマドビザで長期滞在するかによっても向き不向きは変わるため、マルタ イギリス留学比較やマルタ オーストラリア留学比較、マルタ移住・就職ガイドもあわせて読み、自分に合った滞在スタイルを見つけてほしい。他の比較記事は留学比較ハブにまとめている。
写真(トップ): Alexey Komarov / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



