マルタ留学 半年の費用と現実【2026年9月版】
マルタ留学を半年(24週間前後)で考えたとき、多くの人が最初につまずくのは「結局トータルでいくらかかるのか」がどこにも一枚の表になっていないことだ。この記事では、実際の語学学校の2026年公式料金表を使って学校・宿泊・保険を積み上げ、さらに90日を超える滞在で必須になる学生滞在許可の申請の流れまで、2026年9月時点の公式情報でまとめている。
半年留学の総額を積み上げてみる
「マルタ留学 半年」でまず知りたいのは総額だろう。ここではClubclassが公開している2026年のCourse & Accommodation Fees(公式PDF)をもとに、24週間・General English Standard(週20レッスン)・シェア宿泊(3〜4人部屋のStudent House)で試算する。
| 項目 | 週単価(24週以上) | 24週間の合計 |
|---|---|---|
| 授業料(General English Standard) | 145ユーロ | 3,480ユーロ |
| コース登録料(一括・24週以上) | — | 110ユーロ |
| 宿泊(シェア・Student House) | 147ユーロ | 3,528ユーロ |
| 宿泊手配料(一括) | — | 50ユーロ |
| 留学保険(学校手配・任意) | 20ユーロ | 480ユーロ |
| 合計目安 | 約7,650ユーロ(約141万円) |
この金額には航空券、食費、SIM、お小遣いは含まれていない。持ち物リストと合わせて、渡航前に自分用の予算表を作っておくと安心だ。授業数を増やす場合は期間別費用の記事で他コースとの比較も確認してほしい。参考までにEC マルタの公式サイトは、24週間以上の「アカデミックイヤー」コース(週30レッスン)を5,760ユーロ〜と案内していたが(宿泊費は別途)、ECは2026年9月14日に閉校している。
※ 2026年9月14日、EC Englishはマルタを含む世界25校を即日閉校し、倒産・清算手続きを開始しました。この記事のEC関連の内容は過去の記録です。詳しくはEC閉校ニュースまとめをご覧ください。
90日を超えるなら学生滞在許可が必須
シェンゲン協定の90日ルールは別記事で詳しく解説しているが、半年(24週間)は90日を大きく超えるため、単純な観光目的の滞在では対応できない。マルタの身分証明・移民当局であるIdentità(Student Visaのページ)では、コース期間が90日を超える場合と超えない場合で手続きが分けて案内されている。90日を超えるコースの受講者は、出発前に National Long Stay Visa(通称Dビザ)を指定の申請窓口で申請し、到着後は現地でレジデンスカードの手続きに進む流れになる。
準備しておきたい書類の例
- 学校からの入学許可書・支払い証明
- 宿泊先の証明
- 留学保険の加入証明
- 資金証明(残高証明など)
必要書類は変更されることがあるため、必ずIdentitàの公式サイトと、渡航前に申請窓口の最新案内を確認してほしい。この記事はあくまで流れの紹介であり、個別の可否を保証するものではない。
長期割引の仕組み
語学学校の料金は「週あたりの単価」が滞在期間で段階的に下がる仕組みになっていることが多い。Clubclassの2026年料金表では、General English Standardが1〜7週は週205ユーロ、8〜23週は週165ユーロ、24週以上は週145ユーロと、期間が延びるほど単価が下がる。半年(24週間前後)はちょうどこの最安の単価帯に入るラインだ。さらに同料金表では、ハイシーズン(2026年6月14日〜8月22日)のコース加算(週84ユーロ)は8週間以上の滞在には適用されず、キャンパス宿泊のハイシーズン加算も24週間以上なら不要とされている(ホストファミリー滞在は対象外)。半年の滞在なら夏をまたいでも加算がかからない計算になる。1年留学の記事では同じ単価がさらにどう積み上がるかを計算しているので、迷っている人は比較してみてほしい。節約をもっと突き詰めたい人は費用を抑える方法をまとめた記事も参考になる。
半年暮らすとどう変わるか
1〜2ヶ月の短期留学と半年の一番の違いは、「観光気分」が抜けて生活のリズムができることだ。バスの時刻表を覚え、行きつけのカフェができ、週末の過ごし方も一巡する。マルタの夏(6〜8月)は気温だけでなく湿度もこたえるので、半年の滞在時期によってはデメリットまとめで夏の暑さ・渋滞・バスの遅延について先に知っておくと心構えができる。学校選びで日本人比率が気になる人は語学学校比較記事も役立つはずだ。現地で学校選びや最初の1週間の過ごし方に迷ったら、スウィーイ在住でマルタ暮らし3年目のエマ(Instagram @jecrs687)がコーヒーを飲みながら相談に乗ってくれることもある。マルタの日常をストーリーで見たい人はフォローしてみてほしい。

Public Transport Maltaの公式運賃ページによると、デイルートの単発チケットは冬季(2025年10月19日〜2026年6月13日)が2.00ユーロ、夏季が2.50ユーロ、ナイトルートは3.00ユーロ、空港発着の急行Tallinja Direct(TD1〜TD5)は現金3.00ユーロ〜(TD1のみ3.50ユーロ〜)、12回分をまとめた「12 Single Day Journeys」カードが19ユーロ。ただしTallinja Directは空港との往復以外で使う機会はほとんどなく、日常の通学・通勤は番号付きの通常路線バスが基本になる。記名式のtallinjaカードを持っていれば、この通常路線バスの運賃が無料になる。マルタの住所があれば申請でき、学生寮の住所でも問題ない。半年間ほぼ毎日バスに乗るなら、到着後早めにカードを作っておくのが定番だ。詳しい申請方法はマルタのバスガイドで確認できる。

よくある質問
マルタ留学を半年するとトータルでいくらかかりますか?
学校・シェア宿泊・保険を24週間分積み上げると、Clubclassの2026年公式料金表ベースで約7,650ユーロ(2026年9月のレート1ユーロ=約184円換算で約141万円)が目安です。航空券・食費・お小遣いは別途必要です。
半年留学には学生ビザが必要ですか?
90日を超えて滞在するので、日本出発前に National Long Stay Visa(Dビザ)の申請が必要です。到着後はマルタでの滞在許可(レジデンスカード)の手続きに進みます。詳細は必ずIdentitàの公式サイトで確認してください。
半年だと長期割引はありますか?
多くの学校で8週間以上・24週間以上と段階的に週あたり単価が下がります。Clubclassの場合、General English Standardは1〜7週で週205ユーロ、24週以上では週145ユーロまで下がります(2026年公式料金表)。
半年の滞在でも夏のハイシーズン加算はかかりますか?
Clubclassの2026年料金表では、コース料金のハイシーズン加算(週84ユーロ)は8週間以上の滞在には適用されず、キャンパス宿泊の加算も24週間以上なら不要とされています(ホストファミリー滞在は対象外)。ハイシーズンは2026年6月14日〜8月22日です。学校によって扱いが異なるため、必ず各校の料金表で確認してください。
半年間、日本の保険はどうすればいいですか?
海外留学保険への加入が現実的です。学校経由の保険(Clubclassは週20ユーロ・最低2週間から)を使うか、日本の留学保険を出発前に契約するかを比較しましょう。国民健康保険の扱いは自治体により異なるため、出発前に窓口で確認してください。
半年留学の途中で学校を変えることはできますか?
制度上は可能ですが、学生滞在許可はスポンサー校に紐づいているため、変更には追加の手続きと時間がかかることがあります。最初の学校選びの時点でしっかり比較しておくのがおすすめです。
まとめ
マルタ留学の半年は、費用面では長期割引がしっかり効いてくる期間であると同時に、90日を超えるため学生滞在許可の準備が必須になる期間でもある。総額の目安は約7,650ユーロ(約141万円、2026年9月レート)。まずはマルタ留学の完全ガイドで全体像をつかみ、そこから期間・学校・予算を絞り込んでいくのがおすすめだ。留学ガイド一覧も合わせてチェックしてほしい。
写真(トップ): Christian Camenzuli / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



