「マルタ どこの国?」と検索した方へ。マルタ(Malta)は地中海の真ん中にある小さな島国で、EU加盟国です。留学先や旅行先として名前を聞いても、首都や人口、宗教、国旗の意味まではなかなか知る機会がありませんよね。この記事では、マルタの基本データを出典と基準年つきで一つの表にまとめ、数字が資料によって違う理由もあわせて説明します。マルタ騎士団やマルタ会談など、名前が似ていて混同されやすいものも整理しました。
マルタはイタリアの南、チュニジアの東、リビアの北に位置する地中海の島国で、首都はバレッタ(Valletta)です。面積は316平方キロメートルで、英語版ウィキペディアによると面積では世界で10番目に小さい国。人口はユーロスタットの統計で2026年1月1日時点588,254人です。公用語はマルタ語と英語、国教はカトリック、通貨はユーロ。2004年にEUに加盟し、2008年からユーロを使っています。国旗は白と赤の二色で、左上に1942年に贈られたジョージ・クロスが描かれています。
マルタ どこの国?場所と成り立ち
英語版ウィキペディアは、マルタを「地中海中央部にある島国で、主な島はマルタ島とゴゾ島。イタリアの南、チュニジアの東、リビアの北にある」と紹介しています。首都はバレッタ。国の名前と一番大きな島の名前が同じなので、「マルタ」と言うときは国全体のことか、マルタ島だけのことかを意識しておくと混乱しません。
歴史的には、1964年9月21日にイギリスから独立し、1974年12月13日に共和国になりました。その後、2004年5月1日にEUに加盟し、2008年1月1日にユーロを導入しています。シェンゲン協定の加盟国でもあります。先史時代から独立までの流れはマルタ 歴史 簡単に|年表と見に行ける場所で年表にまとめています。

基本データ早見表
数字はすべて出典と基準時点をそろえて載せています。人口だけは資料によって違うので、次の章で理由を説明します。
| 項目 | 内容 | 出典・基準 |
|---|---|---|
| 正式名称 | マルタ共和国(Republic of Malta) | 英語版ウィキペディア |
| 首都 | バレッタ(Valletta) | 英語版ウィキペディア |
| 面積 | 316平方キロメートル | 英語版ウィキペディア |
| 人口 | 588,254人 | ユーロスタット、2026年1月1日時点 |
| 人口密度 | 1平方キロメートルあたり1,649人(世界9位) | 英語版ウィキペディア |
| 公用語 | マルタ語、英語 | Visit Malta |
| 宗教 | カトリックが国教(信教の自由は憲法で保障) | 英語版ウィキペディア |
| 通貨 | ユーロ(2008年1月1日から) | 英語版ウィキペディア |
| 時間帯 | 冬は中央ヨーロッパ時間(UTC+1)、夏時間はUTC+2 | 英語版ウィキペディア |
人口の数字が資料によって違う理由
「マルタの人口」を調べると、44万人、52万人、57万人、58万人と、いろいろな数字が出てきて戸惑うと思います。これは間違いというより、基準となる年と集計方法が違うためです。
- ユーロスタット(EU統計局):毎年1月1日時点の人口を公表しています。2024年は563,443人、2025年は574,250人、2026年は588,254人です(データ更新日は2026年9月30日)。
- 2021年の国勢調査:英語版ウィキペディアの「Demographics of Malta」の表では519,562人となっています。
- 日本語版ウィキペディア:本日確認した時点では2020年の統計として「約44万人」と書かれており、ほかの資料より古い数字です。
ここ数年で人口は大きく増えています。ユーロスタットの数字だけを見ても、2024年から2026年の2年間で約2万5千人増えました。比べるときは、同じ資料・同じ基準日の数字どうしで比べるのがコツです。
宗教とその割合
英語版ウィキペディアによると、マルタではカトリックが国教として憲法に定められていますが、同時に信教の自由も保障されています。2021年の国勢調査(15歳以上)では、カトリックが82.6%、イスラム教が3.9%、無宗教が5.1%でした。数字は2021年時点なので、今は少し変わっている可能性があります。
町を歩くと教会のドームや鐘楼がよく目に入るのも、こうした背景があるからです。祝日にはカトリックの行事と結びついた日も多いので、お店が閉まる日を事前に知っておきたい方はマルタの祝日2026・2027と店が閉まる日をチェックしておくと安心です。

国旗の意味とジョージ・クロス
マルタの国旗は、旗ざお側が白、外側が赤の二色旗です。英語版ウィキペディアの「Flag of Malta」によると、左上には赤で縁取られたジョージ・クロスが描かれています。ジョージ・クロスは第二次世界大戦中の勇敢さをたたえて、1942年4月15日にイギリス国王ジョージ6世からマルタに贈られた勲章です。現在のデザインは独立した1964年9月21日に採用されました。
白と赤の由来については、1091年にシチリアのロジェール1世が与えたという言い伝えがありますが、同じ記事ではこれは19世紀に生まれた作り話だとされています。また、ジョージ・クロスに「For Gallantry」と書かれているため、英語の文字が入った唯一の国旗とも紹介されています。
よく混同される「マルタ」
マルタ騎士団
マルタ騎士団(Sovereign Military Order of Malta)は、国のマルタとは別の組織です。英語版ウィキペディアによると、領土を持たないものの国際法上の主権を持つ団体として扱われています。マルタの歴史と騎士団の関係、今でも見に行ける史跡はマルタ騎士団とは|マルタ共和国との違いと史跡で詳しく説明しています。
マルタ会談
世界史の授業で聞いた「マルタ会談」は、1989年12月2〜3日にアメリカのブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフ書記長がマルタで行った首脳会談のこと。英語版ウィキペディアによると、会談はマルサシュロック(Marsaxlokk)の港に停泊した客船の上で行われました。
言語・通貨・時差は暮らしにどう関係する?
Visit Malta によると、マルタ語はセム系の言語をラテン文字で書く国語で、英語も公用語として広く流ちょうに話されています。イタリア語もよく使われます。日常で耳にする言葉や看板の読み方はマルタの言語|公用語は英語とマルタ語にまとめました。
通貨はユーロなので、日本からはユーロへの両替かカード払いが基本です。現金をいくら持つかはマルタの両替とATM、日本との時差はマルタの時差(冬8時間・夏7時間)が参考になります。2026年の夏時間は10月25日に終わります。実際に住んだらいくらかかるのかはマルタの生活費ガイドでどうぞ。
旅行や留学の準備で、基本データから押さえておきたいポイントをまとめるとこうなります。
- 英語が公用語なので、お店や役所、学校など日常のほとんどの場面を英語で過ごせます。
- EU加盟国でユーロ圏なので、ほかのヨーロッパの国と同じ感覚でカードやユーロ現金が使えます。
- シェンゲン協定の加盟国なので、滞在日数の数え方はほかのシェンゲン加盟国と合算になる点に注意しましょう。
- カトリックの祝日はお店の営業時間が変わることがあるので、到着日や帰国日が祝日に重なっていないか確認しておきましょう。
「数字では分かったけれど、実際の街の雰囲気が知りたい」という方は、マルタのスウィーイ(Swieqi)に3年住んでいるエマのInstagramをのぞいてみてください。エマは毎日の暮らしをストーリーに載せていて、住むエリア選びや最初の1週間の過ごし方についてのDMにも答えています。
主な出典
- Wikipedia — Malta
- Eurostat — Population on 1 January(demo_gind)
- Wikipedia — Demographics of Malta
- Wikipedia — Religion in Malta
- Wikipedia — Flag of Malta
- Wikipedia — Malta Summit
- Visit Malta — Language
最終確認: 2026-10-18
よくある質問
マルタはどこの国ですか?
地中海の中央、イタリアの南、チュニジアの東、リビアの北にある島国です。主な島はマルタ島とゴゾ島で、2004年からEU加盟国です。
マルタの首都は?
首都はバレッタ(Valletta)です。国の名前と同じ名前のマルタ島にあります。
マルタの人口は?
ユーロスタットの統計では2026年1月1日時点で588,254人です。2021年の国勢調査では519,562人で、資料と基準年によって数字が異なります。
宗教の割合は?
2021年の国勢調査(15歳以上)ではカトリックが82.6%、イスラム教が3.9%、無宗教が5.1%でした。カトリックは憲法で国教とされています。
国旗の意味は?
白と赤の二色旗で、左上のジョージ・クロスは第二次世界大戦中の勇敢さをたたえて1942年にイギリス国王から贈られた勲章です。現在のデザインは1964年の独立時に採用されました。
数字では分からない日常はエマのストーリーで
基本データが分かったら、次は実際の暮らしが気になるはず。スウィーイ(Swieqi)に3年住んでいるエマは、マルタの日常を毎日Instagramのストーリーに載せています。学校選びや住むエリア、最初の1週間のことなど、気になることがあれば気軽にDMしてみてください。
アイキャッチ写真: TCsongor / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



