マルタ留学中に、週末だけ別の島や国へ行ってみたい。そう思う人は多いはずですが、「授業を休むことになるのでは」「ビザやパスポートは大丈夫か」と、動く前に確認したいことがいくつかあります。この記事は、旅行先の紹介ではなく、留学生の側から見た「授業との両立」に絞りました。学校の利用規約、外務省の案内、祝日の日付を、2026年10月4日時点の公開情報で整理します。行き先ごとの旅程は、別の記事にリンクしています。
授業は月〜金なので、金曜の授業後から日曜までが週末旅行の基本の枠です。ただし、授業を休んだ分の返金はなく、欠席が続くと学校が入学を取り消せると規約に書く学校もあります。2026年の残りの祝日は12月8日、13日、25日で、学校は休みになります。日本のパスポートでの滞在は、シェンゲン圏全体で180日のうち90日までです。90日を超えるコースの人は、規則が別なので学校と公式サイトに確認してください。
結論:週末は動ける、平日は授業
週末旅行そのものに、特別な手続きは要りません。確認するのは、学校の欠席や祝日のルール、パスポートの有効期限、シェンゲンの滞在日数の3つです。留学全体の流れはマルタ留学の完全ガイドにまとめています。
授業の時間割と週末の枠
Maltalinguaの利用規約には、授業は月曜から金曜まで(祝日を除く)と書かれています。Atlas Language Schoolの規約も、コースは月曜に始まり金曜に終わると明記しています。つまり、金曜の授業が終わってから、月曜の授業が始まるまでが、授業に影響しない枠です。金曜の夜に出て、日曜の夜に戻る計画なら、2泊で足ります。
Maltalinguaの規約によると、授業は午前か午後に組まれ、時間割の構成は学校が変更することがあります。そのため、金曜の出発時刻や飛行機の予約は、自分のクラスの時間割が分かってから決めてください。月曜の授業に遅れそうな帰りの便も避けたいところです。早めの便を予約するなら、キャンセル条件も一緒に確認しましょう。

授業を休むとどうなるか
ここは学校ごとに規約が違います。出発前に、自分の学校の規約を読んでください。例として、2校の記載を挙げます。
| 学校 | 規約の記載(2026年10月4日確認) |
|---|---|
| Maltalingua | 欠席した授業の返金はない。休暇を取った学生は、同じクラス・先生・宿泊先に戻れるとは限らない。休暇中の宿泊の払い戻しもない |
| Atlas Language School(マルタ) | 欠席した日の返金や補償はない。欠席が目立つ場合、学校が入学を取り消す理由の1つに「欠席、または出席率が低いこと」が挙げられている |
出席率の具体的な数字は、この記事では書きません。規約に数字が載っていないためです。授業を休んでまで旅行する前に、学校に「何日まで欠席してよいか」を確認し、メールで返信をもらっておくと安心です。90日を超えるコースの人は、学生許可の条件にも関わるため、学生許可の記事と学校の案内を確認してください。長い休みの扱いは学校の休暇の記事にもあります。ホームステイや寮に住んでいる人は、外泊の予定と戻る日時も滞在先に伝えておくと、連絡がつかないときの心配を減らせます。
祝日と学校の休み
Maltalinguaの価格表にある2026年のマルタの祝日のうち、10月4日以降は、12月8日(火、無原罪の聖母の祝日)、12月13日(日、共和国記念日)、12月25日(金、クリスマス)です。Maltalinguaは祝日は休校で、可能な範囲で同じ週に授業時間を補うと説明しています。ただし、休んだ授業の返金はありません。平日の祝日は授業がないので近場への小旅行に使える一方、授業が減る点は覚えておいてください。
2027年の祝日は、この記事では扱いません。学校の最新の案内と、マルタの祝日の記事で確認してください。年末年始の宿泊にも注意が必要です。Atlasの規約には、宿泊の窓口が2026年12月20日から2027年1月4日まで休みで、その間の到着と出発に対応できないと書かれています。
パスポートとシェンゲンの日数
外務省の「マルタ 安全対策基礎データ」(2024年1月4日更新)には、シェンゲン協定の領域国では、日本のパスポートで90日以内の短期滞在はビザが免除される、と書かれています。ただし、滞在は「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」範囲で、パスポートの残存有効期間は、シェンゲン領域からの出発予定日から3か月以上が必要です。
この「90日」は、マルタだけでなくシェンゲン圏全体の合計です。つまり、マルタでの留学日数に、週末にイタリアやほかのシェンゲン国に滞在した日が加わります。90日を超えるコースの場合、ビザの扱いが変わるため、移動のルールをIdentitàと学校に確認してください。この記事では、その場合の細かい規則は扱いません。日数の考え方は90日ルールの記事が入口です。
週末の行き先の考え方
行き先ごとの見どころや旅程は、すでに書いた記事に任せます。ゴゾ島はゴゾ島ガイド、コミノ島はコミノ島とブルーラグーンの記事、ほかのヨーロッパの都市はヨーロッパ周遊の記事が参考になります。ゴゾ島やコミノ島はマルタ国内の移動なので、出入国の手続きはなく、授業のない土曜・日曜の日帰りにも組み込みやすい行き先です。島内の日帰りなら、金曜の夕方か土曜の朝から動けます。別の国へ行く場合は、飛行機やフェリーの時刻次第で、日帰りより1泊のほうが現実的なこともあります。この記事では、運賃や所要時間の数字は出しません。出発する週に、各社の公式サイトで確認してください。

週末の予算の組み方
運賃や宿泊の金額は日によって変わるので、この記事では計算式だけを示します。
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 往復の交通 | 飛行機かフェリーの運賃を、出発する週に公式サイトで確認 |
| 宿泊 | 金曜と土曜の2泊分を、予約サイトで同じ条件で比べる |
| 食事 | 1食15ユーロ(Numbeoの利用者投稿、2026年10月3日更新)×食事の回数。たとえば4食なら60ユーロ(約1万600円) |
| 現地の移動 | バスや電車の運賃を、現地の公式情報で確認 |
| 予備費 | 遅延や欠航に備えて、1割ほど見ておく |
円は1ユーロ=176.99円(ECB参照レート、2026年10月2日)で換算しています。留学費用の全体は節約術の記事と、マルタの空路の記事に書いています。
出発前のチェックリスト
- 学校の規約で、欠席と休暇のルールを確認した
- 金曜の授業後から、月曜の授業前までに戻れる計画にした
- パスポートの残存期間が、出発予定日から3か月以上ある
- 90日の滞在日数を、シェンゲン圏全体で数えた
- 宿泊と交通の予約は、キャンセル条件を確認した
- 外泊する日程を、ホームステイ先や寮の担当者に伝えた
- 祝日と学校の休みの日程を、カレンダーに入れた
週末に一緒に動ける仲間や、日帰りの行き先を探したいときは、マルタ在住3年のエマ(Instagram @jecrs687)に、グループでのお出かけや行く場所についてDMで聞いてみるのも一つの方法です。エマは留学エージェントではなく、手数料もありません。ビザの相談には対応していません。
主な出典
- Maltalingua「Terms and Conditions」
- Maltalingua「Adult Prices 2026」(祝日一覧)
- Atlas Language School「Terms & Conditions」
- 外務省 海外安全ホームページ「マルタ 安全対策基礎データ」
- Numbeo「Cost of Living in Malta」(利用者投稿)
- 欧州中央銀行 ユーロ参照為替レート(2026年10月2日)
最終確認: 2026-10-04。規約や制度は変わるので、必ず学校の最新の案内と公式サイトで確認してください。
よくある質問
留学中に週末旅行はできますか?
できます。授業は月〜金なので、金曜の授業後から日曜までが基本の枠です。欠席の規約、パスポートの有効期限、シェンゲンの滞在日数の3つを先に確認してください。
授業を休むとどうなりますか?
Maltalinguaは欠席した授業の返金をしないと規約に書いています。Atlasの規約も、欠席日の返金や補償はないとし、出席率が低い場合は入学を取り消す理由になり得るとしています。出席の基準は学校に確認してください。
祝日は授業が休みですか?
Maltalinguaは祝日は休校と規約に書いています。2026年の10月以降の祝日は、同校の一覧で12月8日、13日、25日です。休んだ授業の返金はないので、日程は学校の案内で確認してください。
シチリアへは日帰りできますか?
この記事では所要時間や運賃の数字を出していません。日帰りが現実的かは、出発する週の飛行機やフェリーの時刻次第です。各社の公式サイトで確認し、難しければ1泊にする方法もあります。
留学の後に旅行をするなら注意点はありますか?
外務省によると、日本のパスポートでのシェンゲン圏の滞在は、180日のうち最大90日です。マルタでの留学日数も含まれるので、留学後の旅行も合わせて数えてください。パスポートの残存期間にも条件があります。
週末の仲間や行き先を探すなら、エマにDMしませんか
マルタに3年住んでいるエマは、グループでのお出かけや、行く場所のアイデアについて、現地の友達のように相談できます。DMは普段数分以内に返信があります。エージェントではなく、手数料もありません。ビザの相談には対応していません。
アイキャッチ写真: HH58 / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



