コミノ島 ブルーラグーンは、写真で見るより実物のほうが青いと言われるマルタ随一のビーチです。ただし人気ゆえに、行き方や予約の要不要、島にトイレやシャワーがあるのかといった「実際どう回ればいいのか」という情報が意外と整理されていません。この記事では、チェルケウア・スリーマ・バレッタからのアクセス方法、予約の考え方、混雑を避けるコツ、そして冬季の扱いまで、2026年9月時点で確認できた情報だけをもとにまとめました。
コミノ島へは本島北端のチェルケウア(Ċirkewwa)からの民間ボートが最も一般的で、スリーマやバレッタからのツアーボートも利用できます。ブルーラグーンのビーチに入るための予約制度が公式サイトで案内されていますが、具体的な条件は変わる可能性があるため、出発前に必ず公式サイトで確認してください。滞在時間は往復ボートの便に縛られるため、日帰りが基本です。ボートは季節運航で、冬季は便数が大きく減るか運休します。
行き方 — チェルケウア・スリーマ・バレッタから
コミノ島への行き方は大きく3パターンです。もっとも一般的なのは、マルタ本島北端の港町チェルケウアから出ている民間のコミノ行きボートを利用する方法です。チェルケウアへは、バレッタからはバス41番(セントポールズベイ、ナックサー、マーテル・デイ病院、ムシダ経由)または42番(ブルマルラド、モスタ、ナックサー、ビルキルカラ経由)、スリーマからはバス222番(セントポールズベイ、ブジッバ、バハル・イチ・チャグ、ペンブローク経由)、ブジッバからは221番が使えます(2026年9月20日、Malta Public Transport公式サイトで確認)。バス運賃は冬季(2025年10月19日〜2026年6月13日)片道2ユーロ、夏季2.5ユーロ、Tallinja Direct系統は3ユーロ前後です。
2つ目はスリーマやブジッバから出るコミノ・クルーズツアーです。ブルーラグーンで1〜2時間停泊し、クリスタル・ラグーンや洞窟も一緒に回る周遊コースが一般的で、チェルケウア直行より時間の節約になります。3つ目はゴゾ島のムジャール港経由で、ゴゾ観光とコミノを同日に組み合わせたい人向けですが、移動時間が伸びるため余裕のある日程でない場合はおすすめしません。
| 出発地 | アクセス方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| チェルケウア(Ċirkewwa) | 民間ボート直行(バス41・42番でアクセス) | コミノ島だけを目的にしたい人 | ボート代・出航時刻は乗り場で当日確認 |
| スリーマ/ブジッバ | コミノ・クルーズツアー(バス222・221番でアクセス) | クリスタル・ラグーンや洞窟も一緒に回りたい人 | 往路・復路がセットで滞在時間は固定 |
| ゴゾ島(ムジャール港) | ゴゾ観光とセットのボート便 | ゴゾ島とコミノ島を同日で回りたい人 | 移動時間が伸びるため余裕のある日程向け |
なお、Malta Public Transport(マルタ公共交通)は夏季限定の公式パッケージ「Golden Comino Escape」を用意しており、4日間・7日間のExplore Flexパスに組み込む形で53〜59ユーロで利用できます(2026年9月20日、公式サイトで確認)。個々の民間ボート事業者の運賃や出航時刻は季節や会社によって変わるため、正確な金額は乗り場か各社の公式サイトで当日確認するのが確実です。

予約は必要か
VisitMalta(マルタ観光局)公式サイトのナビゲーションには「Blue Lagoon | Book . Protect . Enjoy.」という専用ページへのリンクがあり、ブルーラグーンの保護を目的とした予約の仕組みが案内されていることは確認できました。ただし、その先の予約サイトは今回アクセスできず、時間帯の区切りや料金といった具体的な条件を最終確認することはできませんでした。ボート便自体の予約は繁忙期には早めに埋まることがある一方、ビーチそのものへの入場予約制度については、訪問直前に必ず公式サイトで最新情報を確認することを強くおすすめします。船を降りずに周辺だけを回るボートツアーと、ビーチに上陸して過ごすプランとでは条件が異なる可能性もあるため、その点も予約前に確認しておくと安心です。
滞在時間の決め方
コミノ島には宿泊施設がほとんどないため、滞在は基本的に日帰りです。滞在時間は自分で自由に決められるわけではなく、利用する往復ボートの便によって実質的に決まります。チェルケウア発着の直行ボートなら比較的柔軟に便を選べますが、スリーマやブジッバからのクルーズツアーは往路・復路がセットになっているため、島での滞在時間はツアー内容に固定されます。どちらの場合も、帰りの最終便を逃すと困るため、乗り場で復路の時刻を必ず確認しておきましょう。
島の設備の現実
コミノ島ブルーラグーンで検索する人が実は一番知りたいのは、名所の説明よりも「トイレやシャワー、日陰はあるのか」という実用面だと思います。コミノは自然保護区に指定された小さな島で、大規模な観光インフラは整っていません。日陰になる場所は限られ、混雑期にはパラソルのレンタルもすぐに数が足りなくなると言われています。真水の設備も潤沢とは言えないため、飲み水と軽食は事前に用意していくのが安全です。島内の売店は営業していても価格が割高な傾向があるという点も、心づもりしておくとよいでしょう。設備の詳細は年によって変わる可能性があるため、正確な最新状況は現地の看板や公式サイトで確認してください。
混雑を避ける時間帯
夏の日中、特にお昼前後は最も混雑しやすい時間帯です。ボートも人も集中するため、ビーチの端まで人で埋まることも珍しくありません。比較的静かに過ごしたいなら、その日の始発に近い便や、午後遅めの便を狙うのがコツです。同じ理由で、平日と週末でも混雑度は変わりやすいので、可能であれば週末を避けて計画すると余裕が生まれます。
シュノーケリングと洞窟
ブルーラグーン自体も透明度の高い遠浅の海でシュノーケリングを楽しめますが、少し足を延ばせばクリスタル・ラグーン(Crystal Lagoon)や、サンタ・マリア洞窟(Santa Marija Caves)と呼ばれる小さな入り江・洞窟エリアもあります。波が穏やかな日はボートで近くまで回ることもでき、ブルーラグーンとはまた違う静けさのある景色が広がります。海況によっては近づけない日もあるため、当日の天候とツアー内容を確認してから予定を組むと安心です。

冬のコミノ
コミノ島のボート便は季節運航です。Malta Public Transportの周遊パッケージ「Golden Comino Escape」も夏季限定と明記されており、民間の観光ボートについても冬季は便数が大きく減る、あるいは運休するのが一般的とされています。「一年中いつでも行ける」と考えるのは危険で、秋以降に訪問を考えている場合は、事前に運航状況を各ボート会社や乗り場で確認することが欠かせません。
持ち物チェックリスト
- 飲み水と軽食(島内の売店は価格が高めで、品ぞろえも限られる可能性があります)
- 日焼け止め・帽子・サングラス(日陰が少ないため)
- ウォーターシューズ(岩場が多く、素足だと歩きにくい場所があります)
- 現金(ボート代や売店での支払いに、カードが使えない場合に備えて)
- 防水ポーチ(貴重品やスマートフォンを海水から守るため)
島までの行き方やゴゾ島との組み合わせ方を含め、マルタ旅行全体の流れをまず把握したい人はマルタ旅行 完全ガイドを、ゴゾ島観光の詳細はゴゾ島 観光ガイドを参考にしてください。バレッタやマルサシュロックなど本島の観光スポットはマルタ観光スポット15選に、訪問時期を選ぶ際はマルタ旅行のベストシーズンにまとめています。ボート代やバス代を含めた旅行全体の費用感はマルタ旅行の費用ガイドもあわせてチェックしてみてください。
スウィーイ(Swieqi)に3年ほど住むエマ(Emma, @jecrs687)は、日々のマルタの様子をインスタグラムのストーリーズで発信しています。ツアーを予約する直前にその日の海況やボートの運航状況が気になったら、ストーリーズをのぞいてみるか、DMで直接聞いてみるのもひとつの方法です。エマは旅行代理店ではないので、予約の代行や送迎はできませんが、現地の今の様子を教えてくれることはあります。
主な出典
- Malta Public Transport 公式サイト(バス路線・運賃・Golden Comino Escape) — publictransport.com.mt
- Malta Public Transport チェルケウア・バスターミナル路線案内 — publictransport.com.mt
- VisitMalta 公式サイト(ビーチ・ブルーラグーン案内) — visitmalta.com
- Gozo Channel 公式サイト(ゴゾ・チャンネルのフェリー運航情報) — gozochannel.com
最終確認: 2026-09-20
よくある質問
コミノ島への行き方は?
最も一般的なのは本島北端のチェルケウアから出る民間ボートです。バレッタからはバス41・42番、スリーマからは222番、ブジッバからは221番でチェルケウアまで行けます。スリーマやブジッバ発のクルーズツアー、ゴゾ島経由のルートもあります。
ブルーラグーンの予約は必要ですか?
VisitMalta公式サイトにはビーチ保護を目的とした予約の仕組みが案内されていますが、具体的な条件は変わる可能性があるため、訪問直前に公式サイトで必ず最新情報を確認してください。
滞在時間はどのくらいが目安ですか?
宿泊施設がほとんどないため日帰りが基本です。滞在時間は利用する往復ボートの便によって決まるため、復路の時刻は乗り場で必ず確認しておきましょう。
トイレやシャワーはありますか?
自然保護区のため大規模な観光インフラは整っておらず、設備は限られていると考えておくのが安全です。飲み水や軽食は持参し、詳細は現地の看板や公式サイトで確認してください。
冬でも行けますか?
ボートは季節運航で、冬季は便数が大きく減るか運休する場合があります。「一年中いつでも行ける」わけではないため、秋以降に訪れる場合は事前に運航状況を確認してください。
ゴゾ島と同じ日に回れますか?
物理的には可能ですが、移動時間が伸びてどちらも慌ただしくなりがちです。日程に余裕があれば、ゴゾ島とコミノ島は別の日に分けることをおすすめします。
出発前に、現地の今を確認しませんか
ボートの運航状況や海況は、公式サイトの情報だけでは分からないこともあります。マルタに3年住むエマ(Emma)のインスタグラムでは、日々の島の様子がストーリーズで更新されています。気になることがあれば気軽にDMしてみてください。
写真(トップ): Hunor Péter / Wikimedia Commons · CC0



