マルタ インターナショナルスクールを調べる保護者の方は、「どの学校があり、いくらかかり、どう入るのか」を知りたいはずです。この記事は、公式ページを今日確認できた3校(Verdala International School、QSI International School of Malta、St Edward’s College)に絞り、場所、プログラム、入学の流れ、公開されている学費を整理しました。公立校の入学条件は教育省のページを開けなかったため、書いていません。ビザ・入学の個別判断はできませんので、必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
今日確認できた公式ページでは、VerdalaはペンブロークでIBのMYP・DP・CPを提供し、QSIはモスタで3〜18歳を英語で受け入れ、St Edward’s Collegeはビルグ(Birgu)で2026/27年度の学費を公開しています。St Edward’s Collegeの年間授業料は、Year 1が€5,208(約92万円)、Year 7が€8,397(約149万円)、IBの最終2年(Year 12・13)が€11,051(約196万円)で、このほか登録料などがかかります(1ユーロ=176.99円、2026年10月2日のECB参照レート)。VerdalaとQSIは、今日確認したページに金額が出ていないため、学校へ問い合わせが必要です。
この記事で扱う範囲
マルタで子どもをフルタイムで通わせる学校には、公立校、教会立の学校、私立・国際系の学校があります。この記事で扱うのは、公式ページを開いて確認できた国際系・私立の3校だけです。公立校の入学条件や、外国籍の子どもが公立校に入れるかどうかは、教育省のページを開けなかったため、書きません。
短期の語学留学(親子留学やジュニアキャンプ)は別の話で、マルタの10代の語学留学にまとめています。この記事は、1年を通して通学する「学校選び」の記事です。保護者自身が語学学校に通うことも考えている場合は、マルタの語学学校の比較と語学学校の見積りの内訳が参考になります。
国際系・私立3校の一覧
| 学校 | 所在地 | 対象年齢・学年 | 公式ページで確認できたこと |
|---|---|---|---|
| Verdala International School | ペンブローク(Fort Pembroke) | 3歳(Pre-K 1)からGrade 12 | IBのMYP(中等教育プログラム)、DP(ディプロマ)、CP(キャリア関連)。応募にはパスポートや過去2年の成績などが必要 |
| QSI International School of Malta | モスタ | 3〜18歳 | 英語での授業。250人超、45か国の生徒。Middle States Association(MSA)の認定を2015年から維持。AP科目あり |
| St Edward’s College | ビルグ(Birgu) | Nurseryから6th Form(IBDP)まで。寄宿あり | 2026/27年度の登録料と授業料を公式ページで公開 |
3校の一覧は順位ではなく、公式ページに書かれていた情報を並べたものです。
カリキュラムの違い
Verdalaは、公式サイトでIBのMYP、DP、CPを案内しています。QSIは、中等教育の生徒が3種類のディプロマ(General Diploma、Academic Diploma、Academic Diploma with Honors)のいずれかを受け、希望すればCollege BoardのAP Capstone Diplomaも取れると説明しています。St Edward’s Collegeは、6th FormでIBのディプロマ・プログラム(IBDP)を設けています。
どれが合うかは、子どもの年齢と、将来の進学先の国によって変わります。まずは、日本の学年とどの学年に当たるかを学校に確認するのが先です。Verdalaは、8月31日時点の年齢でどのGradeに入るかの表を公式ページに載せています。QSIは、幼児・小学部では、その年の10月31日までにその年齢になることを学年配置の目安にしています。

入学手続きと必要書類
Verdalaの入学案内ページには、次の内容が書かれています。
- 書類は英語で、翻訳は公的に認められた機関が行う。
- 過去2年分と今年度の成績記録、パスポートの顔写真ページ、予防接種を含む健康記録(マルタの法令に基づく)が必要。
- 申込手数料は返金不可で、入学を保証するものではない。
- 入学許可の連絡から15日以内に、返金不可の登録料を支払う。期限を過ぎると許可は取り消される。
- 学費の支払期限は、前期(Semester 1)分が8月、後期(Semester 2)分が1月。
- 空きが出るまでは、待機リスト(ウェイティングプール)に入る。審査は、毎年3月に始まる在校生の再登録の後に進む。
- 不完全な申込は30日後に破棄される。
同じページには「No Third-Party Agents」の項目があり、Verdalaは第三者のエージェントやブローカーに、申込の処理や費用の受け取りを任せていないと明記しています。入学の手続きと支払いは、すべて学校と直接行う必要があります。メールの差出人は「@verdala.org」で終わるアドレスだけが公式、とも書かれています。
QSIの入学案内ページは、年間を通して申込を受け付ける一方、新年度の初めは新入生の枠が限られると説明しています。幼児・小学生・中学生は英語力が不要で、集中英語プログラムが無料で提供されます。中等教育(高校)の生徒は、必要な単位を取るのに十分な英語力が必要です。
学費:公開されている範囲
St Edward’s Collegeは、Fees and Applicationsのページで2026/27年度の金額を公開しています。年間授業料の一部は次のとおりです(円換算は1ユーロ=176.99円、ECB参照レート、2026年10月2日、100円単位)。
| 学年 | 年間授業料 | 円換算 | 1学期あたり |
|---|---|---|---|
| Year 1 | €5,208 | 約92万1,800円 | €1,736 |
| Year 7 | €8,397 | 約148万6,200円 | €2,799 |
| Year 10 | €9,284 | 約164万3,200円 | €3,095 |
| Year 12・13(IB) | €11,051 | 約195万5,900円 | €3,684 |
授業料のほかに、登録料(Junior・Middle・Seniorは€815、約14万4,200円。IBの6th Formは€750、約13万2,700円)が別にかかります。非EUの学生には、1学期あたり€200(約3万5,400円)の管理費が別に書かれています。このほか、学年に応じた事務費や教材費もあります。寄宿(Boarding)の登録料は€750(約13万2,700円)と載っていますが、寄宿費そのものの金額は、今日確認したページにありませんでした。
VerdalaとQSIは、今日確認したページに学費の金額が出ていません。Verdalaの「School Fees 2026-2027」のページは、詳細をPDF(Financial Conditions)で配布する形で、今日は金額を確認できませんでした。QSIは、よくある質問で、学費と支払い日の詳細はレジストラー(入学担当)に資料(Information Packet)を請求するよう案内しています。学費と支払い日は、学校へ直接問い合わせてください。

子どもと保護者の滞在資格
非EU国籍の家族が長く滞在する場合の入口は、マルタ政府のIdentitàが担当しています。IdentitàのFAQで確認できた範囲を挙げます。
- 家族の滞在許可には、家族呼び寄せ(S.L. 217.06)と、Family Member Policyという別の枠組みがあり、収入要件などが違います。
- Family Member Policyの許可は、原則1年で、毎年更新です。この許可の保持者は、マルタで働けません。
- 未成年の子どもを片方の親だけが連れてくる場合は、もう一方の親の同意書などが必要になることがあります。
収入の基準や居住期間などの条件は、制度ごとに違い、変更もあります。日本のパスポートでの個別の判断は、Identitàの公式サイトか、資格のある専門家に確認してください。エマは、ビザや法律の相談はできません。全体像はマルタ移住のガイドとマルタの医療で整理しています。
学校の場所と、住む地域の考え方
3校の所在地は、ペンブローク、モスタ、ビルグ(Birgu)と、マルタ島の別々の場所にあります。通学の手段(バス、送迎、車)と、住む地域の雰囲気で、毎日の暮らしは大きく変わります。エリアごとの特徴はマルタのエリア別ガイドと、家族旅行向けのマルタの家族旅行ガイドが参考になります。
子ども連れの引っ越しで、「このエリアは夜に落ち着いているか」といった暮らしの質問は、スウィーイ(Swieqi)に3年住むエマ(Instagram @jecrs687)にDMで聞けます。入学や滞在許可の相談はできません。
主な出典
- Verdala International School 入学案内
- Verdala International School 公式サイト
- QSI International School of Malta 入学案内
- St Edward’s College Fees and Applications
- Identità 公式FAQ(家族の滞在許可)
- ECB 参照為替レート(1ユーロ=176.99円、2026年10月2日)
最終確認: 2026-10-04
よくある質問
インターナショナルスクールの学費はいくらですか?
St Edward’s Collegeは2026/27年度の年間授業料を公開しており、Year 1が€5,208(約92万円)、Year 7が€8,397(約149万円)、IBの最終2年が€11,051(約196万円)です。登録料などが別にかかります。VerdalaとQSIは、今日確認したページに金額がなく、学校への問い合わせが必要です。
マルタに教育移住はできますか?
子どもを通学させながら長く滞在するには、保護者と子どもの滞在資格が必要です。Identitàには家族の滞在許可の枠組みがありますが、条件は制度ごとに違います。日本のパスポートでの個別の判断は、公式サイトか専門家に確認してください。
入学に英語力は必要ですか?
QSIは、幼児・小学生・中学生は英語力が不要で、集中英語プログラムを無料で提供し、高校生は必要な単位を取れる英語力が必要と説明しています。他校の条件は、今日確認できた範囲では記載を見つけられませんでした。
エージェントを通す必要はありますか?
Verdalaは公式ページで、第三者のエージェントやブローカーに申込の処理や費用の受け取りを任せておらず、手続きと支払いは学校と直接行うと書いています。他校も、申込は学校の窓口で確認してください。
どのエリアに住むのがよいですか?
学校の場所はペンブローク、モスタ、ビルグに分かれています。通学手段と、住むエリアの雰囲気で選んでください。エリアの比較はエリア別ガイドが参考になります。
子連れの引っ越しを考える方は、エマにDMを
エマ(ブラジル生まれ、イタリア育ち、スウィーイ(Swieqi)在住3年、ITの仕事)は、マルタでの暮らしや、エリアの雰囲気の質問に、いつもだいたい数分で返信しています。無料で、エージェントではありません。入学の手続きや保証、ビザ・法律の相談は対象外です。
アイキャッチ写真: Diego Delso / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



