マルタ旅行 注意点を調べる人は、治安の話だけでなく、「入国の条件」「タクシー」「バス」「教会の服装」「水」など、現地で戸惑いやすい小さな点をまとめて知りたいはずです。この記事では、出発前に確認したい12項目を、外務省の海外安全ホームページ(マルタ安全対策基礎データ)を中心に整理しました。治安全体の考え方はマルタの治安、夜の過ごし方は夜の安全の記事に任せ、ここでは出発前のチェックに絞ります。
外務省の基礎データ(2024年1月更新)では、マルタの治安は「一般に良好で、凶悪な犯罪は稀」ですが、スリ・窃盗・車上荒らしの被害はあるとされています。出発前に押さえたいのは、パスポートの残存期間とシェンゲン圏の90日/180日、スリ対策、夜のパーチャビル、タクシーのメーター、水、運転、112への連絡の12項目です。2026年10月4日時点で、外務省のマルタ危険情報は出ていません。法令や条件は変わるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
12項目の一覧
最初に全体像を表にします。詳しい説明は次の見出し以降にあります。
| No. | 項目 | 何が問題か | 対処 |
|---|---|---|---|
| 1 | パスポートと滞在期間 | 入国条件を満たしていないと搭乗や入国で止まる | 残存有効期間と90日/180日の上限を確認 |
| 2 | 現金・カード・税関 | 高額の現金や物品は申告が必要 | 申告基準を確認し、少額の現金も用意 |
| 3 | スリ・窃盗 | 観光地では被害の報告がある | 貴重品はホテルの金庫に預け、車内に置かない |
| 4 | 夜のパーチャビル | 傷害事件や違法薬物の情報がある | 夜は注意し、帰り方を決めておく |
| 5 | タクシーの料金 | メーターを使わず高い料金を求められる例がある | メーターの作動か料金を乗る前に確認 |
| 6 | バスの乗り方と遅れ | 空港バスと路線バスで運賃や乗り方が違う | tallinjaアプリで当日の時刻を確認 |
| 7 | 営業日と営業時間 | 店や施設ごとに休みや時間が違う | 出発前に公式ページと祝日を確認 |
| 8 | 教会の服装 | 教会は服装を求められる場合がある | 肩や膝を隠せる服を1枚持つ |
| 9 | 日差しと天候 | 強い日差しと、大雨のあとの水たまり | 帽子・日焼け止め・水分、雨予報の確認 |
| 10 | 水道水 | 外務省は飲料用にミネラルウォーターを推奨 | 買い方を決めておく |
| 11 | 運転・左側通行 | 運転が荒いと外務省が注意している | レンタカー予定なら免許の条件を事前確認 |
| 12 | 緊急連絡と保険 | 事故や病気のときに慌てる | 112、たびレジ、海外旅行保険を準備 |
入国とお金(1〜2)
1. パスポートと滞在期間
外務省の基礎データによると、日本とマルタの間には査証免除取極があり、観光や知人訪問などを目的とした3か月以内の滞在は査証が免除されています。シェンゲン協定の領域国では、日本旅券の所持者が短期の旅行で滞在する場合、「あらゆる180日の期間内で最大90日間」の範囲とされ、シェンゲン領域からの出発予定日から3か月以上の残存有効期間があるパスポートが必要とされています。別の欧州国と組み合わせる旅では、滞在日数を合算して数えてください。最新の条件は必ず公式サイトで確認してください。ビザや入国の判断について、エマは助言できません。
2. 現金・カード・税関
外務省の基礎データによると、10,000ユーロ相当額以上の通貨や小切手などの持込み・持出しには申告が必要です。また、1人あたり合計430ユーロ(陸路は300ユーロ)を超える物品を持ち込む場合は税関への申告が必要で、怠ると没収や罰金の対象になると案内されています。カードが使えない場面に備えて少額の現金も用意しておくと安心です。両替やATMの使い方はマルタの両替・ATMに整理しています。
街歩きの安全(3〜5)
3. スリ・窃盗
外務省の基礎データは、スリ、窃盗、車上荒らしなどの被害が出ていると説明しています。対策として、貴重品や現金をホテルのセキュリティー・ボックスに預けて外出する、車の中に貴重品を残さない、治安が良くないと言われる場所には近づかない、といった一般的な注意をすすめています。
4. 夜のパーチャビル
同じ基礎データでは、パーチャビル(Paceville)地区はナイトクラブなどが集中する繁華街で、傷害事件が発生することがあり、違法薬物が流通しているとの情報もあるため、夜間は注意が必要とされています。夜に行く予定があるなら、行き帰りの手段を先に決めてください。夜の動き方は夜の安全の記事にまとめています。行き帰りの手段や、避けたほうがよい時間帯で迷ったときは、Instagramでエマ(@jecrs687)に聞いてみるのも一案です。
5. タクシーの料金
外務省の基礎データによると、タクシーにはメーターがありますが、使わずに法外な料金を求められる場合もあります。乗る前にメーターが作動するかを確認するか、あらかじめ料金を交渉するよう案内されています。

移動と暮らしの小さな罠(6〜8)
6. バスの乗り方と遅れ
空港からは、マルタ公共交通の公式ページによると「Airport Direct」のTD1〜TD5が主要エリアを結んでいます(例:TD4はバレッタ方面、30分間隔)。乗車券(Unlimited Travel Card)がなければ1人3ユーロ(TD1のみ3.50ユーロ)で、現金か非接触決済で払えます(2026年10月4日確認)。路線バスは遅れや混雑がある前提で、時刻は当日にtallinjaアプリで確認してください。詳しくはマルタのバス完全ガイドへ。
7. 営業日と営業時間
店、レストラン、史跡は、曜日や祝日によって休みや時間が変わります。この記事では営業時間を断定しません。行きたい場所の公式ページと、マルタの祝日を出発前に見比べて、予定を決めてください。
8. 教会の服装
教会の中は、観光であっても服装を求められる場合があります。夏でも羽織れる1枚を持ち歩くと安心です。詳しい考え方はマルタのドレスコードにあります。

体調と交通(9〜11)
9. 日差しと天候
夏は日差しが強いので、帽子、日焼け止め、水を持って外に出てください。外務省の基礎データには、道路の排水設備が十分でなく、大雨が続くと低い土地に水がたまり水害が起こることがある、との記載があります。雨の日の予報も確認してください。
10. 水道水
外務省の基礎データ(2024年1月更新)は、水道水が海水から作られているため、飲料用にはミネラルウォーターの利用をすすめています。滞在中の水の選び方は、マルタの水道水の記事で整理しています。
11. 運転・左側通行
外務省の基礎データによると、マルタは日本と同じ右ハンドル・左側通行ですが、日本と比べて運転が荒いため注意が必要です。レンタカーを使うなら、免許の条件を出発前に確認してください。免許についてはマルタの運転免許を参照してください。
緊急連絡と保険(12)
12. 112・たびレジ・海外旅行保険
外務省の基礎データによると、警察、救急、消防はいずれも112で連絡でき、救急は196でもつながります。通話ができない場合の緊急通報用SMS番号は79-770-112と記載されています。短期の渡航者には、外務省の「たびレジ」への登録をすすめています。また、治療や緊急移送で多額の費用がかかることがあるため、補償の十分な海外旅行保険に加入するよう案内されています。現地の通信はマルタのeSIMの記事も参考になります。
最後に、旅全体の計画はまだ途中という人は、マルタ新婚旅行の完全ガイドから日程と予算を組み立ててください。
主な出典
- 外務省 海外安全ホームページ「マルタ安全対策基礎データ」(2024年1月4日更新、2026年10月4日確認)
- 外務省 海外安全ホームページ「マルタ危険・スポット・広域情報」(2026年10月4日確認)
- Malta Public Transport — Airport Direct(2026年10月4日確認)
最終確認: 2026-10-04
よくある質問
マルタで注意することは何ですか?
外務省の基礎データでは、スリ・窃盗・車上荒らし、夜のパーチャビル、タクシーの料金に注意するよう案内されています。そのほか、パスポートの残存期間、水、運転、緊急連絡の準備を出発前に確認してください。
マルタ旅行で気をつけることはありますか?
貴重品をセキュリティー・ボックスに預けること、車内に貴重品を残さないこと、タクシーのメーターを確認することが基本です。夜のパーチャビルは行き帰りの手段を先に決めてください。
マルタの治安は悪いですか?
外務省の基礎データ(2024年1月更新)は、治安は一般に良好で凶悪な犯罪は稀としつつ、スリ、窃盗、車上荒らしの被害があると説明しています。2026年10月4日時点で、危険情報は出ていません。
マルタのタクシーで気をつけることは?
外務省の基礎データによると、メーターを使わず法外な料金を求められる場合があります。乗る前にメーターの作動を確認するか、料金を決めておきましょう。
マルタの緊急電話番号は?
外務省の基礎データによると、警察・救急・消防は112で、救急は196でもつながります。通話ができない場合のSMS番号は79-770-112と記載されています。
出発前に残った心配を、DMで聞いてください
12項目を読んでも気になることが残るなら、予約や出発の前にInstagramでエマ(@jecrs687)にDMしてください。マルタに3年住んでいるエマが、安全な地区や、初週の過ごし方について、地元目線のヒントをくれます。通常は数分で返信があり、無料です。ビザや医療、法的なアドバイスは行いません。
アイキャッチ写真: Frank Vincentz / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0



