マルタ留学で後悔する理由7つと予防策【2026年版】
マルタ留学で「失敗した」「思っていたのと違った」と感じる人には、いくつか共通のパターンがある。この記事ではその理由を7つ、正直に整理し、それぞれどうすれば防げるかを具体的にまとめた。良い面ばかりでなく、事前に知っておくべき現実も含めて紹介する。
1. 費用を甘く見積もっていた
授業料と宿泊費だけで予算を組み、留学保険・登録料・エコタックス・空港送迎の追加費用を見落として現地で慌てるパターンだ。Clubclassの2026年公式料金表を例にすると、コース登録料が期間に応じて50〜110ユーロ、宿泊手配料50ユーロ、留学保険が週20ユーロ、出発時の空港送迎31ユーロと、細かい項目が積み上がっていく。予防策: 期間別費用の記事や節約12の方法で、細かい項目まで積み上げた総額を先に把握しておく。
2. 想像より日本人が多い学校だった
「国際色豊かな環境で学びたい」と思って選んだのに、時期によっては日本人比率が想定より高かったというケースもある。学校によっては国籍比率を公開しており、たとえばMaltalinguaの国籍比率ページ(2026年9月閲覧)では日本人は1.14%とされている。逆に数値を公開していない学校も多いので、その場合は問い合わせるしかない。予防策: 語学学校比較記事で学校ごとの日本人比率データを事前に確認し、自分の希望に合う学校・時期を選ぶ。
3. 夏の暑さと湿度を甘く見ていた
マルタの夏(6〜8月)は気温だけでなく湿度もこたえ、体調を崩したり勉強に集中できなかったりする人もいる。しかも夏はハイシーズンで、多くの学校がコース・宿泊に週数十ユーロの加算を設定している時期でもある。予防策: 持ち物リストの記事で夏の紫外線・暑さ対策を確認し、可能であれば滞在時期をずらすことも検討する。
4. バスの遅延に振り回された
マルタのバスは時刻表通りに来ないことも珍しくなく、授業に遅刻したりストレスを感じたりする人は多い。Public Transport Maltaの公式サイトで運賃と路線を先に確認しておきたい。その場で払う単発チケットはデイルートで冬季2.00ユーロ・夏季2.50ユーロ、ナイトルートは3.00ユーロ、空港発着の急行Tallinja Direct(TD1〜TD5)は現金3.00ユーロ〜(TD1のみ3.50ユーロ〜)、12回券は19ユーロ。ただし記名式(personalised)のtallinjaカードは政府のスキームによりバス運賃が無料になると公式サイトで案内されているので、長期滞在なら到着後の早い段階でカードの手続きを済ませておくと、支払いで手間取ることもなくなる。マルタのバス時刻はGoogle Mapsだとほぼ当てにならないため、公式のtallinjaアプリで停留所をタップしてリアルタイムの到着時刻を確認するのが確実だ。予防策: バスの乗り方ガイドで遅延対策とアプリの使い方を先に押さえ、余裕を持ったスケジュールを組む。
5. 直行便がなく移動で消耗した
日本からマルタへの直行便はなく、ヨーロッパや中東での乗り継ぎを含めて片道18〜20時間程度の移動になる。到着直後から元気に動けると思っていたのに、時差ボケと疲労で最初の数日を無駄にしてしまう人もいる。予防策: 到着後1〜2日は予定を詰め込みすぎないスケジュールにしておく。学校の初日が月曜開始なら、金曜か土曜にマルタ入りしておくと余裕ができる。
6. アルバイトができないことを知らなかった
学生ビザでの就労は制限されていることが一般的で、「現地でバイトして生活費の足しにしよう」という計画が崩れてしまうケースがある。マルタの移民当局Identità の Student Visa ページには、学生の就労に関する項目が別立てで用意されている。予防策: 就労の可否は滞在許可の種類によって条件が異なるため、渡航前に必ずIdentità公式サイトや申請窓口で確認し、生活費は貯金でまかなう前提で予算を組んでおく。なお働きながら滞在したい18〜30歳の人には、2026年1月1日に発効した日本とマルタのワーキングホリデー協定(最長1年・年間約100枠)という別の選択肢もある。
7. 友達作りに消極的で孤独を感じた
特に内向的な性格の人は、学校のアクティビティや言語交換イベントに参加しないまま、気づけば一人の時間ばかりになってしまうことがある。予防策: 最初の週に思い切って1つだけイベントに参加してみる。後悔を減らす一番の近道は、現地の情報を持つ人に早めに聞くことでもある。スウィーイに住むエマ(Instagram @jecrs687)は学校選びや治安のいいエリアについて聞かれることが多いそうで、出発前にDMしてみる留学生もいる。

出発前チェックリスト
上の7つを裏返すと、出発前にやっておくべきことはかなりはっきりする。
- 授業料・宿泊費以外の項目(登録料・宿泊手配料・保険・空港送迎・エコタックス)を書き出して総額に足したか
- 志望校の国籍比率が公開されているか、なければ問い合わせたか
- 滞在時期がハイシーズンに重なるか、重なるなら加算額を予算に入れたか
- 記名式tallinjaカード(マルタの住所があれば誰でも申請でき、通常路線バスの運賃が無料になる)の申請書類を調べたか
- 到着日から授業初日までに丸1日以上の余裕を取ったか
- 就労の可否をIdentitàの公式ページで確認したか
- 最初の1週間に参加するイベントを1つ決めたか
友達作りをもっと具体的に知りたい人は友達の作り方の記事も参考にしてほしい。エージェントなし直接申込みで手続き面の不安がある人はエージェントなし直接申込みの記事も合わせて読んでおくと安心だ。

よくある質問
マルタ留学で一番よくある後悔は何ですか?
費用を甘く見積もっていたことと、夏の暑さ・バスの遅延など生活面の大変さを事前に知らなかったことの2つがよく挙げられます。どちらも渡航前の情報収集で防ぎやすい後悔です。
日本人が多い学校を選んで後悔する人はいますか?
います。学校ごとの日本人比率は季節や時期によって変動するため、公式データや比較記事で目安を確認したうえで、自分の希望に合う学校を選ぶことが予防策になります。Maltalinguaのように国籍比率を公開している学校もあります。
マルタ留学中にアルバイトはできますか?
学生ビザでの就労は制限されていることが一般的です。詳細な条件は個人の滞在許可の種類によって異なるため、必ずIdentità公式サイトや申請窓口で確認してください。この記事はアルバイトの可否を保証するものではありません。
日本からマルタまでどれくらいかかりますか?
直行便がないため、ヨーロッパや中東での乗り継ぎを含めて片道18〜20時間程度が目安です。到着日から授業初日までに1日以上の余裕を取っておくと、時差ボケで最初の週を潰さずに済みます。
通学のバス代は抑えられますか?
Public Transport Maltaの公式サイトによると、記名式のtallinjaカードは政府のスキームによりバス運賃が無料になります(発行の登録料25ユーロ)。マルタの住所があれば誰でも申請でき、学生寮の住所でも問題ありません。カードを作る前にその場で払う場合は、デイルート単発が冬季2.00ユーロ・夏季2.50ユーロ、12回券が19ユーロです。
友達ができなくて後悔するケースはありますか?
あります。特に内向的な性格の人は、学校のアクティビティや言語交換イベントに参加しないまま孤独を感じてしまうことがあります。最初の週に思い切って何か1つのイベントに参加してみるのが予防策になります。
後悔を減らすために渡航前にできることは何ですか?
費用の総額を期間別に計算しておくこと、直行便がなく移動に時間がかかることを織り込んでおくこと、学校の日本人比率やクラスの雰囲気を事前に調べておくことの3つが特に効果的です。
まとめ
マルタ留学の後悔の多くは、費用・生活面の大変さ・学校選びのミスマッチという3つのパターンに集約される。どれも渡航前にしっかり情報収集すれば防ぎやすいものばかりだ。全体像はマルタ留学の完全ガイド、他の記事は留学ガイド一覧から探してほしい。
写真(トップ): Anton Zelenov / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



