「マルタの世界遺産っていくつあるの?」「全部まわれる?」と気になっている方へ。マルタ 世界遺産は、首都バレッタの市街、ハル・サフリエニ・ハイポジウム、そしてマルタ島とゴゾ島に点在する巨石神殿群の3件です。この記事では、3件の一覧と登録の理由、どこにあって1日でどこまで回れるのかを、Visit Malta・ヘリテージ・マルタ・Wikipediaで2026年10月18日に確認した情報をもとに整理します。
マルタの世界遺産は「バレッタ市街」「ハル・サフリエニ・ハイポジウム」「マルタの巨石神殿群」の3件です。巨石神殿群は7つの神殿・6か所からなり、ゴゾ島のジュガンティーヤ神殿も含まれます。3件に「1つずつ触れる」だけなら、バレッタ市街+ハイポジウム(要予約)+近くのタルシーン神殿で1日で可能です。ただし巨石神殿の主要な場所まで見るなら、南部の神殿で半日〜1日、ゴゾ島で1日と、2〜3日に分けるのがおすすめです。
マルタ 世界遺産は3件:一覧表
Visit Maltaの世界遺産ページには「マルタ諸島にはユネスコ世界遺産に登録された場所が3つある」と書かれています。Wikipediaの一覧によると、マルタは1978年11月14日に世界遺産条約を批准し、1980年の第4回世界遺産委員会でハイポジウム、バレッタ市街、ジュガンティーヤ神殿の3件が登録されました。1992年にほかの神殿が追加され、現在の「マルタの巨石神殿群」になっています。
| 世界遺産 | 場所 | 登録年 | 大人の入場料(公式) |
|---|---|---|---|
| バレッタ市街 | マルタ島・バレッタ | 1980年 | 街歩きは無料(施設ごとに別料金) |
| ハル・サフリエニ・ハイポジウム | マルタ島・パオラ | 1980年(Wikipedia)/1981年(ヘリテージ・マルタ) | €35(約6,200円) |
| 巨石神殿群:ジュガンティーヤ | ゴゾ島・シャーラ(Xagħra) | 1980年 | €10(約1,800円、風車との共通券) |
| 巨石神殿群:ハジャー・イム&イムナイドラ | マルタ島・クレンディ(Qrendi) | 1992年 | €10(約1,800円) |
| 巨石神殿群:タルシーン | マルタ島・タルシーン | 1992年 | €6(約1,100円) |
| 巨石神殿群:タ・ハジュラット | マルタ島・イムジャール(Mġarr) | 1992年 | €3.50(約600円) |
| 巨石神殿群:スコルバ | マルタ島・イムジャール(Mġarr) | 1992年 | €3.50(約600円) |
登録年はWikipediaの一覧、神殿の追加年と入場料はヘリテージ・マルタの各施設ページによります(2026年10月18日確認、1ユーロ=177.82円・ECB参考レート2026年10月16日)。ハイポジウムの登録年は、Wikipediaでは1980年、ヘリテージ・マルタの公式ページでは1981年と書かれていて、資料によって違いがあります。
バレッタが「街ごと」世界遺産になった理由
バレッタは建物ひとつではなく、城壁に囲まれた街全体が世界遺産です。Wikipediaによると、バレッタは1566年に聖ヨハネ騎士団によって建設が始まり、後期ルネサンスの考え方で、城壁の中に碁盤の目の街路をもつひとつのまとまった都市として計画されました。第二次世界大戦で大きな被害を受けたものの、街並みの多くが残り、または修復されています。
Visit Maltaは、1565年の大包囲戦のあとに造られ、騎士団総長ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレットの名を取ったこの街を「比較的小さな範囲に数百の建造物が集まる、世界でも有数の歴史地区」と紹介しています。聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の宮殿も、この街の中にあります。騎士団の歴史をもっと知りたい方はマルタ騎士団の歴史と見どころも読んでみてください。
街の歩き方や入場料の目安はバレッタ観光モデルコースにまとめています。
巨石神殿群:7つの神殿はどこにある?
Wikipediaによると、巨石神殿群は6か所にある7つの先史時代の神殿で、紀元前4千年紀から3千年紀に造られました。Visit Maltaは、なかでもゴゾ島のジュガンティーヤ神殿を「世界最古の独立した建造物」と紹介しています。ヘリテージ・マルタの公式ページでは、ジュガンティーヤは紀元前3800年〜2000年の新石器時代後期に造られた2つの建物からなると説明されています。

- ゴゾ島:ジュガンティーヤ神殿(シャーラ)
- マルタ島南部:ハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿(クレンディ)。イムナイドラは500メートルほど坂を下った場所にあります
- マルタ島南東部:タルシーン神殿(パオラのハイポジウムのすぐ近く)
- マルタ島北西部:タ・ハジュラット神殿とスコルバ神殿(どちらもイムジャール)
旅行者がまず訪れるのは、ジュガンティーヤ、ハジャー・イム&イムナイドラ、タルシーンの3か所です。イムジャールの2か所は小規模ですが、ヘリテージ・マルタでは2か所の共通券も用意されています。ゴゾ島への行き方はゴゾ島観光ガイドを参考にしてください。
ハイポジウムは予約がすべて
3件のうち、いちばん計画が必要なのがハル・サフリエニ・ハイポジウムです。地下に掘られた3層構造の埋葬施設で、ヘリテージ・マルタの公式ページは「とても人気のある施設なので、早めの予約を強くおすすめします」と案内しています。大人€35と、ほかの神殿より高めです。
ハイポジウムのチケットを見せると、近くのタルシーン神殿の入場料が50%オフになります(当日窓口で購入する場合)。空き状況は公式ページで日付ごとに確認できるので、「見学日が決まったら最初に押さえる」と覚えておいてください。予約の手順や売り切れたときのラストミニッツ券はハイポジウム 予約ガイドで詳しく説明しています。
1日で全部回れる?現実的な回り方
答えは「3件に触れるだけなら1日でできるが、主要な神殿まで見るなら2〜3日」です。タルシーン神殿は巨石神殿群の一部なので、ハイポジウムとバレッタを組み合わせれば1日で3件すべてを訪れたことになります。ただ、ジュガンティーヤ神殿はゴゾ島にあってフェリーの移動が必要ですし、ハイポジウムは予約した時間に合わせなければいけません。じっくり見たい方は、次のように2〜3日に分ける方法がおすすめです。
| 日程 | 回る場所 | ポイント |
|---|---|---|
| 1日目 | ハイポジウム+タルシーン神殿+バレッタ市街 | パオラとバレッタは近いので、午前に遺跡、午後に街歩き |
| 2日目(半日〜1日) | ハジャー・イム&イムナイドラ | 同じ南部の青の洞門(ブルーグロット)と組み合わせやすい |
| 3日目 | ゴゾ島のジュガンティーヤ神殿 | ゴゾ島観光と合わせて1日 |

時間が限られているなら、1日目のコースだけでも3件すべてを訪れられます。古都イムディーナと組み合わせたい方はイムディーナ・ラバト観光ガイドも見てください。
「この順番で本当に回れる?」「バスの乗り継ぎは大丈夫?」と不安になったら、スウィーイ(Swieqi)に3年住んでいるエマにInstagramでDMしてみてください。世界遺産を中心にした回り方や、移動の合間に寄れる場所を、現地の友達として気軽に教えてくれます。
暫定リストに載っている場所
世界遺産の候補となる「暫定リスト」にも、マルタの名所がいくつも載っています。Wikipediaの一覧では、2018年時点で7件が載っており、すべて1998年に追加されたものです。
- 海岸の断崖(マルタ島・ゴゾ島・コミノ島など)
- ゴゾ島のクアウラ/ドゥエイラ(Qawra/Dwejra)
- ゴゾ島ヴィクトリアのチッタデッラ(Cittadella)
- 港周辺の騎士団の要塞群
- イムディーナ(Mdina)
- マルタのカタコンベ群
- ヴィクトリア・ラインズ要塞
正式な世界遺産ではありませんが、イムディーナやチッタデッラは観光の定番です。世界遺産と合わせて回ると、マルタの歴史がよりつながって見えてきます。
チケットと回るときのコツ
- 入場料はヘリテージ・マルタの各施設ページで確認し、購入時の表示を優先しましょう
- ハイポジウムは早めの予約が必須。チケットを捨てずに持っておくとタルシーン神殿が半額になります
- ゴゾ島のジュガンティーヤ神殿はフェリー移動があるので、朝早めに出発すると余裕を持って回れます
- イムジャールのタ・ハジュラットとスコルバは共通券があります
マルタの見どころ全体はマルタ観光スポットまとめ、旅の準備全般はマルタ旅行 完全ガイドで確認できます。
主な出典
- Visit Malta:UNESCO World Heritage Sites
- Wikipedia:List of World Heritage Sites in Malta
- Heritage Malta:Ħal Saflieni Hypogeum
- Heritage Malta:Ġgantija Archaeological Park
- Heritage Malta:Ħaġar Qim and Mnajdra Archaeological Park
- Heritage Malta:Ħal Tarxien Prehistoric Complex
- Heritage Malta:Ta’ Ħaġrat Megalithic Site / Skorba Prehistoric Site
- 欧州中央銀行(ECB)ユーロ円参考レート
最終確認: 2026-10-18
よくある質問
マルタの世界遺産はいくつ?
3件です。バレッタ市街、ハル・サフリエニ・ハイポジウム、マルタの巨石神殿群で、いずれも文化遺産です。
マルタ 世界遺産 一覧は?
バレッタ市街(1980年)、ハイポジウム(Wikipediaでは1980年、ヘリテージ・マルタでは1981年)、巨石神殿群(1980年登録、1992年に拡大)の3件です。
バレッタが世界遺産の理由は?
聖ヨハネ騎士団が1566年から城壁の中に計画的に造った街で、小さな範囲に数百の歴史的建造物が集まっていることが評価されています。
1日で全部回れる?
バレッタ市街、ハイポジウム、近くのタルシーン神殿を組み合わせれば1日で3件に触れられます。ゴゾ島のジュガンティーヤなど主要な神殿まで見るなら2〜3日に分けるのがおすすめです。
マルタ 世界遺産 神殿はどこにある?
ゴゾ島のジュガンティーヤ、マルタ島南部のハジャー・イムとイムナイドラ、南東部のタルシーン、北西部イムジャールのタ・ハジュラットとスコルバの6か所です。
世界遺産の入場料はいくら?
ヘリテージ・マルタの公式ページでは、大人でハイポジウム€35、ハジャー・イム&イムナイドラ€10、タルシーン€6などです(2026年10月18日確認)。
世界遺産中心の旅程はエマに相談
世界遺産を中心に旅程を組みたいなら、マルタ在住3年のエマにDMしてみてください。毎日のマルタの様子はInstagramのストーリーで見られます。エージェントではないので料金はかかりません。
アイキャッチ写真: Martin Furtschegger / Wikimedia Commons · CC BY 3.0



