マルタでブランド品やジュエリーを買ったら、気になるのが付加価値税(VAT)の払い戻しです。マルタ 免税 手続きは、「お店で書類をもらう」「出国時に税関でスタンプ」「払い戻しを受ける」の3ステップ。この記事では、免税書類を発行するプラネット(Planet Tax Free)の公式ページで確認できたルールをもとに、最低金額、期限、空港での流れ、EU(欧州連合)の別の国を経由して帰るときの注意点まで整理しました。
対象はEU域外に住んでいる旅行者で、日本在住の人はこれに当たります。条件は1枚のレシートにつき€50以上(約8,900円)。お店で免税書類(Tax Free form)をもらい、EUを出る最後の空港の税関で、未使用の商品・レシート・パスポートと一緒に見せてスタンプをもらいます。スタンプの期限は発行月+3か月、払い戻しの申請期限は発行日から3年です(Planet公式、2026年10月18日確認)。
対象になる人・ならない人
Planetの公式ページでは、払い戻しの対象を「EU域外の国に永住している買い物客(permanent residents in a non-EU country)」としています。日本から旅行やハネムーンで来ている人は、基本的にこの条件に当てはまります。
注意したいのは、学生ビザなどでマルタに長く住んでいる人です。マルタに居住許可を持って暮らしている場合に対象になるかは、公式ページだけでは判断できません。留学の最後にまとめて買い物をする予定の人は、購入前にお店か発行会社に確認してください。この記事は税務のアドバイスではないので、最終的な判断は公式情報に従ってください。
マルタの標準VAT税率は18%で、本や医薬品、度付きメガネなどは5%です(Planet公式)。ただし、払い戻される金額は税額そのものではなく、手数料などが差し引かれます。マルタ税務協会(Malta Institute of Taxation)の解説でも、払い戻しは「支払ったVAT額を超えない金額」と説明されています。
お店でやること
- お店にPlanetのロゴ(Tax Free の表示)があるか確認する
- 会計のときに「Tax Free form, please」と伝え、免税書類をもらう
- 1枚のレシートで€50以上になるように買う(複数枚を合算するのは不可)
- 書類の記入欄をすべて埋める(記入漏れがあると税関で確認を受けられません)
- レシートの原本はなくさない(コピー不可)
- 商品は使わず、包装したまま持ち帰る
手続きで役立つ英語
免税書類や空港の表示は英語です。Planetの案内にも出てくる言葉を覚えておくと、当日あわてずにすみます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Tax Free form | 免税書類(お店で発行) |
| Customs validation / Customs stamp | 税関の確認・スタンプ |
| Unused goods | 未使用の商品 |
| Passport number | パスポート番号 |
| Refund Office / Refund Point | 払い戻しカウンター |
| Original receipt | レシートの原本(コピー不可) |
マルタで買い物をするなら、スリーマやバレッタ周辺のショッピングモールが便利です。モールの場所や営業日はマルタのショッピングモールガイドにまとめています。

空港でのマルタ 免税 手続きの流れ
マルタから、ドーハやイスタンブールなどEU域外の空港で乗り継いで日本へ帰る場合は、マルタ国際空港(Malta International Airport)が「EUを出る最後の空港」になるので、ここで税関のスタンプをもらいます。当日の流れは次のとおりです。
| 順番 | やること | 持ち物 |
|---|---|---|
| 1 | 空港に早めに到着する | ― |
| 2 | 税関で書類にスタンプをもらう | 記入済みの免税書類、未使用の商品、レシート、パスポート・航空券 |
| 3 | 払い戻しを申請する | スタンプ済みの書類、レシート原本 |
Planetは「出発前に税関の手続きの時間を十分にとること」「商品は未開封・未使用であること」を案内しています。税関で商品を見せる必要があるので、免税品はスーツケースの奥にしまい込まず、取り出しやすくしておきましょう。
空港のどこに税関の窓口や払い戻しカウンターがあるか、何時まで開いているかは、今日の時点でマルタ国際空港の公式サイトには載っていませんでした。当日、空港の案内所でいちばん最初に場所を聞くのが確実です。
出国日の朝は、チェックアウト、空港までの移動、税関と、意外とやることが多いもの。空港までの時間配分や当日の動き方に不安があれば、マルタ在住3年のエマ(Emma)にDMしてみてください。ただし、エマは税金や税関手続きについてのアドバイスはしていないので、ルールそのものは必ず公式情報で確認してください。

期限と払い戻しの受け取り方
Planetの公式ページによると、税関のスタンプは「書類の発行月+3か月」以内、払い戻しの申請は「発行日から3年」以内です。払い戻しの受け取り方は次の3つです。
- Planetの払い戻しカウンター(Refund Office)で、スタンプ済みの書類を見せて受け取る
- 書類に支払い情報を書き、Planetの料金前払い封筒(prepaid envelope)でレシートと一緒に郵送する
- Planetの専用ボックス(drop box)に書類とレシートを投函する
クレジットカードへの返金を選ぶ場合は、カードの明細で入金を確認しましょう。現金で受け取る場合の両替の考え方はマルタの両替・ATMガイドが参考になります。
EUの別の国を経由して帰る場合
たとえばマルタからローマやフランクフルトを経由して日本へ帰る場合、原則は「EUを出る最後の空港」の税関でスタンプをもらいます。ただしPlanetの案内では、EUの別の空港で乗り継ぐ場合でも、免税品を最終目的地(EU域外)までスルーで預けるなら、マルタの空港の税関で手続きできるとされています。
乗り継ぎで荷物をいったん受け取るのか、スルーで預けるのかは航空券によって違います。予約した航空会社の条件を出発前に確認しておきましょう。旅全体の注意点はマルタ旅行の注意点まとめもどうぞ。
「免税範囲」「免税店」とは別の話
「免税」という言葉は3つの意味で使われるので、混同しないようにしましょう。
- VATの払い戻し(この記事):街のお店で払ったVATを、出国時の手続きで返してもらう制度
- 空港の免税店:マルタ国際空港の出発ロビーにはデュフリー(Dufry)があり、香水・化粧品・お酒・たばこが販売されています(空港公式サイト)
- 帰国時の免税範囲:日本に持ち込むときに税金がかからない量。日本の税関によると、酒類は3本(1本760ml)、香水は2オンス、その他の品物は海外市価の合計20万円までが目安です
マルタ国内でのたばこ・お酒のルールはマルタのたばこ・お酒のルール、帰りの荷造りはマルタ旅行の持ち物リスト、ハネムーン全体の計画はマルタ新婚旅行の完全ガイドを参考にしてください。
主な出典
- Planet Tax Free | Tax Free shopping in Malta
- Malta Institute of Taxation | CfR Guidelines on VAT Refunds to Travellers
- Malta International Airport | Shopping
- 税関 Japan Customs|海外旅行者の免税範囲
- 欧州中央銀行(ECB)参照レート(1ユーロ=177.82円、2026年10月16日)
最終確認: 2026-10-18
よくある質問
マルタの免税手続きは?
お店で免税書類をもらい、EUを出る最後の空港の税関で未使用の商品・レシート・パスポートと一緒に見せてスタンプをもらい、払い戻しカウンターか郵送・専用ボックスで申請します。
マルタ 免税はいくらから?
Planetの公式ページでは、1枚のレシートにつき€50以上(約8,900円、1ユーロ=177.82円で換算)が条件です。複数のレシートを合算することはできません。
空港の免税手続きはどこ?
マルタ国際空港の税関でスタンプをもらいますが、窓口の場所や営業時間は空港の公式サイトに掲載がありませんでした。当日、到着したらまず空港の案内所で確認し、時間に余裕をもって手続きしてください。
免税範囲とは違う?
違います。この記事のVAT払い戻しはマルタで払った税金を返してもらう制度で、免税範囲は日本に帰国するときに税金がかからない量(酒類3本、その他の品物20万円までなど)のことです。
マルタに留学中の学生も対象?
対象は「EU域外の国に永住している人」とされています。マルタに居住許可を持って住んでいる場合の扱いは公式ページだけでは判断できないので、購入前にお店か発行会社に確認してください。
出国日の動き方はエマにDM
最終日にどの順番で動くか、空港までの移動をどうするか、地元の友達に聞く感覚でエマ(@jecrs687)にInstagramでDMできます。DMはたいてい数分で返ってきます。税金や手続きのアドバイスはしていないので、免税のルールは公式情報で確認してくださいね。
アイキャッチ写真: Enrique Íñiguez Rodríguez (Qoan) / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



