マルタ シニア留学を50代・60代で検討しているものの、「同年代のクラスはあるのか」「体力的に大丈夫か」「保険はどうすればいいのか」が気になって一歩を踏み出せない人は少なくありません。この記事では、公的な統計と学校の公開情報をもとに、シニア世代のマルタ留学の現実的な費用と注意点を正直にまとめます。
シニア留学は実際に行われています。ELT Council/NSOの2025年統計では、50歳以上の受講者は7,836人で全体の約10.3%を占め、他の年齢層が軒並み減少するなかで唯一前年から増加した層でした(前年比+8.3%、女性の50歳以上は+14.0%)。Maltalinguaのように「Club 30+/50+」という年齢層別コースを公式に用意している学校もありますが、すべての学校にあるわけではないため、申込み前に個別確認が必須です。マルタは坂や階段が多くバス頼みの生活になりやすいため、滞在先選びは特に慎重に検討する価値があります。
シニア留学は実際にできるのか
できます。ELT Council/NSOの2025年統計によれば、50歳以上の受講者は2025年に7,836人で、これは他の年齢層がほぼ軒並み減少した年に唯一増加した層でした(前年比+8.3%)。特に女性の50歳以上は+14.0%と伸びが大きく、シニア層の留学ニーズが統計上でも確認できます。とはいえ全体に占める割合は約10.3%とまだ少数派であることも事実で、「珍しくはないが多数派でもない」というのが正直な位置づけです。全体像はマルタ留学の完全ガイド、20〜30代社会人のケースは社会人のマルタ留学の記事で紹介しています。
年齢層が合うクラスをどう探すか
学校によっては年齢層別のコースを用意しているところがあります。例えばMaltalinguaは公式価格ページで「Club 30+/50+」という30歳以上・50歳以上向けのコース区分を明記しており、料金は標準コースと同額です。ただし、すべての学校がこうした区分を用意しているわけではなく、公式サイトに明記がない学校について「シニア向けコースがある」と断定することはできません。気になる学校があれば、まず公式サイトでコース一覧を確認し、記載がなければ問い合わせるのが確実です。学校選び全体の比較はマルタの語学学校比較記事を参考にしてください。

50歳以上向けコースの有無を学校に確認する方法
- 公式サイトのコース一覧に「30+」「50+」「Mature Learners」などの表記があるか確認する
- 表記がない場合は、問い合わせフォームやメールで「同年代の生徒が集まるクラスはあるか」を直接質問する
- 時期によって年齢構成が変わることもあるため、渡航予定の月を伝えたうえで確認する
パンフレットの雰囲気だけで判断せず、必ず個別に確認するというひと手間が、現地に着いてからのギャップを防ぎます。体験談やレビューサイトの情報も参考にはなりますが、投稿された時期によって学校の生徒構成は変わるため、最新の状況は必ず自分で問い合わせて確認してください。
滞在先の選び方(階段・坂・バス)
マルタは石畳の坂道や階段が多く、車社会でもあるため、若い世代が気にしない段差も、シニア世代にとっては毎日の負担になり得ます。滞在先を選ぶ際は「学校までの距離」だけでなく、「坂の傾斜」「階段の有無」「最寄りバス停までの距離」を具体的に確認することをおすすめします。マルタのバスは市内中心部を結ぶ主要な移動手段ですが、本数や混雑状況は路線によって差があります。

医療と保険で先に押さえること
持病がある人や定期的な薬の服用がある人は、渡航前に主治医に相談し、必要な薬を渡航期間分確保しておくことが基本です。海外留学保険は年齢によって加入条件や保険料が変わることがあるため、年齢制限の有無を保険会社に必ず確認してください。マルタの病院・薬局の利用方法や緊急時の対応はマルタの病院・薬局ガイドにまとめているので、渡航前に目を通しておくと安心です。この記事やエマ(Emma)は医療・保険についての助言は行っていません。判断は必ず医師や保険会社に確認してください。
費用の目安
| 項目 | シニアで変わる点 | 確認する先 |
|---|---|---|
| 授業料 | 年齢別コースがあれば標準コースと同額のことが多い | 学校の公式サイト・問い合わせ |
| 滞在費 | 階段の少ない滞在先を選ぶと選択肢が絞られ、割高になることがある | 学校の滞在先手配窓口 |
| 海外留学保険 | 年齢による加入条件・保険料の違いがある | 保険会社への個別確認 |
| 移動費 | 坂・階段を避けるためタクシーやライドシェアの利用頻度が増えることがある | 現地の交通事情 |
1ヶ月の留学にかかる総額の基本的な考え方はマルタ留学1ヶ月の費用まとめ、より詳しい内訳はマルタ留学の費用まとめを参考にしてください。シニア世代ならではの追加費用(バリアフリーな滞在先、保険料の上乗せなど)は、この基本額に上乗せして見積もっておくと安心です。
夫婦・ひとりで行く場合の違い
夫婦で参加する場合は、滞在先を2人部屋やアパートタイプにすることで、ホームステイの個室よりも生活のペースを自分たちで管理しやすくなります。一方でコース料金や滞在費は単純に2人分かかるため、総額は当然大きくなります。また、同じ学校・同じクラスに申し込めるとは限らないため、レベル分けテストの結果によっては別々のクラスになる可能性がある点もあらかじめ理解しておくと安心です。ひとりで参加する場合は、ホームステイやシェアタイプの滞在先を選ぶことで、現地の人や他の生徒との接点が増えやすいというメリットがあります。どちらが向いているかは、英語環境への慣れやすさよりも、普段の生活スタイルに近い方を選ぶのが現実的です。
体力面で現実的な1日の組み方
午前中に授業、午後は休憩を挟みながら観光や散歩、夜は早めに切り上げるというように、無理のないペース配分を最初から想定しておくことをおすすめします。特に渡航直後の数日間は時差や気候の違いに体が慣れていないため、詰め込みすぎない日程を組むと現地生活に無理なく移行できます。夏場は日差しが強く、屋外に長時間いると想像以上に体力を消耗するため、外出は午前と夕方に分け、日中は室内で過ごすといった時間配分も現実的な選択肢です。授業後にすぐ観光へ出かけるのではなく、一度滞在先に戻って休憩を挟んでから動き出すだけでも、翌日の疲れ方が変わってきます。
主な出典
- ELT Council/NSO「2025年ELT統計」PDF(50歳以上の受講者数・前年比)
- Maltalingua公式価格ページ(Club 30+/50+コースの実例)
最終確認: 2026年9月21日
よくある質問
シニアでもマルタ留学できますか?
できます。ELT Council/NSOの2025年統計では50歳以上の受講者は7,836人で、前年から唯一増加した年齢層でした。全体に占める割合はまだ少数派ですが、珍しいケースではありません。
何歳まで参加できますか?
一般的な語学学校の成人コースに明確な上限年齢はないことが多いですが、学校ごとに方針が異なるため、申込み前に直接確認することをおすすめします。
同年代のクラスはありますか?
学校によります。Maltalinguaのように「Club 30+/50+」という年齢層別コースを公式に用意している学校もありますが、すべての学校にあるわけではないため、個別に確認してください。
保険はどうすればいいですか?
年齢によって加入条件や保険料が変わることがあるため、保険会社に個別に確認してください。この記事やエマは医療・保険の助言は行っていません。
夫婦で行けますか?
行けます。2人部屋やアパートタイプの滞在先を選ぶことで、生活のペースを自分たちで管理しやすくなりますが、料金は単純に2人分かかる点は考慮しておく必要があります。
坂や階段は大変ですか?
マルタは坂道や階段が多い街です。滞在先を選ぶ際は学校までの距離だけでなく、坂の傾斜やバス停までの距離も具体的に確認することをおすすめします。
滞在先の坂・階段はエマに確認してみる
地図や写真だけでは、坂の傾斜やバスの本数まで正確に把握するのは難しいものです。マルタ在住3年目のエマ(Emma)はInstagramのストーリーで日常のマルタの様子を発信しているので、滞在先を決める前に、その地域の坂道や歩きやすさについて気になる点をDMで聞いてみるのもおすすめです。
写真(トップ): Txllxt TxllxT / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0



